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二十話『ある者の裁き』


「おねえ・・ちゃん・・・？」
「おい！みぞの！」


みぞのの髪が七色に変化しはじめていたのだ

〈兄の血を分けたものが---せかいを＿＿＿だと〉

恐ろしい声が空には聞こえた

〈ゆるせん！----------さばきを！〉



「おねえちゃんがあぶない！」
「なんだと！？------------!!!!」


黒い何かが天音に突き刺さって消えた


「おい！みぞの！みぞの---------------------っ！」
「早く帰って・・手当てしないと」
「キズが悪化し始めている！」




＊



「みぞのは・・・・・？」
「だいじょうぶだけど------うなされているの」
「なんでだ？-------ずっとうなされてるんだ」
〈おもいださないといいが・・・・〉

またあの声だった、
それに驚いてみんなは空を見た

「・・・・また？」
〈すまないな、そら-------もうじきおわる〉

空の体の中から表れたのは
黒い髪に紫の目の青年---------体が宙に浮かびすけていた


〈お、おまえはいったい・・・・？」









〈俺は--------空の兄黒羽、はじめまして・・・かな〉