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７話　ほのぼの帝国

学校も終わり、さっそくジャージに着替える。

暗い緑色で袖には赤い線がある。
帝国のイメージにピッタリだ。

馬鹿広いサッカーグラウンドへと向かう。

グラウンドに着くと、みんなは練習を始めていた。

キーパーの練習をしている源ちゃん。
なんだかかっこよく見える。

「悠嘉ー！」

私の存在に気付いた源ちゃんは私に手を振る。
源ちゃんに手を振り返す。

ベンチに座り、みんなを見る。

「マネージャーってどんな仕事をするんだっけ？」

考えるが思いつかない。

ま、源ちゃんが教えてくれるからいいか。

「休憩ー！」

源ちゃんの声でみんなが座り込む。

タオルとはあげるのかな？

ベンチに置いてあるたくさんのタオルを持ち、みんなに渡す。
そして最後の１枚を源ちゃんに渡す。

「ありがとな悠嘉。」

「う、うん・・・／／」

頬が赤くなり、顔を隠す。
源ちゃんは不思議そうに私を見る。

「大丈夫か？気持ち悪いのか？」

「ち、違うの。ごめんね。」

「大丈夫さ。じゃあ、練習してくる。みんな、練習だ！」

部員からはブーイングの声が。
源ちゃんはまた練習を始める。

「前と変わらないね・・・源ちゃん。」

優しい所、私になにか起こると心配する心配性な所。

全部変わらない。

私、マネージャーを始めてよかった。


源ちゃん、私って源ちゃんにとって必要な人なのかな？



７話終わり

変な終わり方。