二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARRAスリップ小説【戦国の女医】 ( No.4 )
日時: 2010/12/22 16:14
名前: 麻奈 (ID: eMnrlUZ4)

第2話「スリップ」


「ん・・・?」
いつもの学校帰りの病院。夏の暑さが近づき、制服が少し汗でぬれている。
そんな時。
資料を取りにきた瑠璃は妙なものを、発見した。
「・・・何?」
ボタンだ。赤い。
「・・・なんかの?ボタン?・・・!テロ!?」
瑠璃は、恐る恐るそのボタンを押した。
ポチッ!

「きゃあああああああああああああああああっ!」
いきなり、強い光に押しつぶされた。
意識が薄れてく。



「・・・?」
目が覚めた。どうやら、人の怒鳴り声で起きたらしい。
「・・・えっ!?」
瑠璃は、信じられないものを見た。
まるで、戦国時代のような合戦。
何百人もの人が、争っている。
「何・・・これ?」
一瞬、何かのイベントかと思ったが、違う。
人々は、血を流している。倒れている。
「・・・え・・・?」
瑠璃は、その場に倒れこんでしまった。


目が覚めた。
「・・・い、おい!」
「わっ!」
起き上がったその時、知らない天井。知らない・・・人。
金髪・・・?
「あ・・・の・・・?」
「・・・お前、時代のものじゃないな?」
その金髪の美女は、不審そうに瑠璃を見た。
「・・・え?」
「・・・は?だから。」
「時代て・・・?何、ここ、何時代!?」
「・・・正式にいえば、戦国時代。」
「・・・!」
くらぁと、糸がれたような気がした。
戦国時代!?
「・・・何それ!?」
「お前こそ、何者!?」
「あ。私はね、」
瑠璃は丁寧に自己紹介をした。もちろん、あととり娘ということも。
「ふぅん。私は、越後の上杉軍、の、忍びのかすがだ。」
「・・・そう。」
本当にきちゃったんだ。確信した。
「そうそう。お前、その時代の格好じゃいられないだろ?着替えろ。」
「え?」
「謙信様が、着物の着付けをしてあげなさいってな!」
かすがが、ふてくされながらいった。