二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARRAスリップ小説【戦国の女医】 ( No.6 )
日時: 2010/12/24 16:00
名前: 麻奈 (ID: w731Gq1j)



第4話「風来坊、に、ついていく。」


なんでここにきたのか、考えてみた。
だが、答えはでなかった。でないまま、1週間が経とうとしていた。
「・・・今頃、みんなどうしてるかなぁ?」
ぼんやり思った。
どうせ、いくなら、江戸時代とかいきたかったなぁ。と。
こんなとこ、耐えられなかった。
人が毎日のように死んでいく。
その死に方がハンパじゃない。
病院とは違う、何か、残酷で、無残で・・・。
「あーあ・・・、戦のないところにいきたいよお。」
後ろにバタッと倒れると、かすがが、
「いたっ!」
と叫んだ。どうやら、足に頭がのかっちゃったらしい。
「あ!ごめっ!」
「・・・おまえなぁ。・・・争いのないところに行きたいんだったら、あいつについていったらどうだ?」
「あいつ?」
かすがが指差したのは、謙信と一緒に縁側に座り、酒を飲んでいる長身の男。
「誰?」
「前田慶次。たまに、謙信様に会いに来る、風来坊だ。」
「ほへ。で?」
「あいつ、戦は嫌いで、毎日のように地元で祭りを開いてるんだ。」
「祭り!?」
この乱世で?信じがたかった。
しかも毎日。
瑠璃は一回、やめようとおもったが、少なくとも此処よりはマシそうだ。
「い・・・いくっ!あたし、行く!」
「ふぅん。ま、勝手にすれば?」
かすがは、いつも冷たい。
さっそく、謙信に話をもちかけた。
すると、もう私のことをいったらしい。
意気等号。
私は、前田家にお邪魔することになった。