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ep0　『物語の始まり』





「てめぇ、目ぇ抉り出すぞコルァ！！」

「や、辞めて下さいよ。ま、私、目ぇ無いんですけど！」


今日も平和な麦わら海賊団inサニー号。

自慢のパンツを見て笑われたフランキーがブルックを脅している。


「・・・・・釣れねぇなぁ、」


そしてその片隅では、麦わら海賊団の船長、ルフィが釣竿を水面に付け、なかなか釣れない魚に口を尖らせながら言う。

良く見ると、釣れたのは、とても小さい小魚一匹。とてもこれだけじゃあクルーが例え９人でも足りない。



「あぁ！！もぅ何で釣れないん、「うわぁぁぁああああああああああ！！！！！」・・・！？」


頬杖を付きながら怒鳴るルフィを片手に、今度はウソップが奇声を上げる。


「ちょ、っと！？五月蝿いわねウソップ！！黙りなさい！！」

「だって見てみろよナミ！！これ！３億だぞ３億！！」


“ちょっと貸しなさい！”とナミがウソップから奪い取った紙には・・・。



「姫を見つけ、王宮へ連れ戻した者には・・・・・３億円(公式では“ベリー”とか言うけど、そんなのパソコンには無いので“円”にします)！！？？！？」

「はぁ！？ルフィの懸賞金と同じ額じゃねぇかよ。」



ウソップとナミが怒鳴り散らしたお陰で、船長を抜いた他のクルー達も何だ何だ、と集まってきた。



そして、ナミ達が見た紙には、こんな事が書いてあった。



　　　　　　　　『アリス姫、消えた！！見つけた者には３億円！』

　　　　　今朝、王宮から、“オーディル・アリス”姫が消えていた。
　　　　　最初は何処かに隠れているのかと思い、王宮を探してみたが、何処にも居なかった。
　　　　　この事件により、明後日のパーティーが中止されるになりかねない。
　　　　　見つけた者には３億円を贈呈する。しかし、姫を匿った者にはそれなりの刑を言い渡す。



「へぇ、３億円さえあれば、俺の装備も新しいのに変えられるなぁ！」

「凄ぇじゃねぇか！！肉どれ位食えるかなぁ、」

「ルフィ、あんた何時来たの、」


すると船長は紙を空に舞い上げ、船員達にこういった。


「姫さん見つけて、３億円手に入れるぞぉぉぉおおおおお！！！」


＊＊＊