二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 【薔薇の倉庫】 ( No.213 )
- 日時: 2011/01/16 16:39
- 名前: 薔薇結晶 (ID: pD1ETejM)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/gran_fenrir/1222723.html
『みんな歌おうぜ!』
♪003♪
翌日。
花冠のスタジオでは、2人歌っていた。
ジュリア「…似たような曲を「わたせか」でも歌ったことがある様な…。」
サクラ「…まっ、まぁいいじゃん!」
ヘッドホンをつけて歌詞を片手に持つジュリアとサクラ。
サクラ「付けるよ?」
ジュリア「えぇ。」
そしてあやふやながら歌う。
『冗談混じりの境界線上 階段のそのまた向こう
全然良いこともないし、ねえ その手を引いてみようか?
散々躓いたダンスを、そう、祭壇の上で踊るの?
呆然に目が眩んじゃうから どうでしょう、一緒にここで!』
ジュリア「はぁ、疲れるわね。この曲。」
サクラ「でもジュリア『裏表ラバーズ』歌えるんだからいけるでしょ。」
ジュリア「『裏表ラバーズ』は1人だったけれどこの曲はハモらないといいメロディーが出ないじゃない。」
サクラ「なるほどね…。」
『甲高い声が部屋を埋めるよ 最低な意味を渦巻いて
当然、良いこともないし さあ、思い切り吐き出そうか
「短い言葉で繋がる意味を 顔も合わせずに毛嫌う理由を
さがしても さがしても 見つからないけど
はにかみながら怒ったって 目を伏せながら笑ったって
そんなの、どうせ、つまらないわ!」
ホップ・ステップで踊ろうか
世界の隅っこでワン・ツー
ちょっとクラッとしそうになる終末感を楽しんで
パッとフラッと消えちゃいそな 次の瞬間を残そうか
くるくるくるくるり 回る世界に酔う
傍観者だけの空間。
レースを最終電車に乗り込んで、
「全然良いこともないし、ねえ、この手を引いてみようか?」
なんだかいつもと違う。運命のいたずらを信じてみる。
散々躓いたダンスを、そう、思い切り馬鹿にしようか
「つまらん動き繰り返す意味を 音に合わせて足を踏む理由を
さがしても さがしても 見つからないから
悲しいときに踊りたいの 泣きたいときに笑いたいの」
そんなわがまま疲れちゃうわ!
ポップにセンスを歌おうか
世界、俯いちゃう前に
キュッとしちゃった心の音をどうぞ。
まだまだ忘れないわ。
なんて綺麗な眺めなんでしょうか!
ここから見える風景
きっと何一つ変わらないから、枯れた地面を這うの。
ホップ・ステップで踊ろうか
世界の隅っこでワン・ツー
ちょっとクラッとしそうになる終末感を楽しんで
パッとフラッと消えちゃいそな 次の瞬間を残そうか
さよなら、お元気で。
終わる世界に言う』
ジュリア「悪くないわね。」
サクラ「うん。でもこれってさ、歌詞カードの片面写真でしょ?」
ジュリア「衣装…作らないといけないのね…。」
サクラ「うん。もしライブやることになったりしても…ね?」
ジュリア「…はぁ…。」
こうしてアルバムの1曲目、『ワールズエンド・ダンスホール』が決定した。
♪003♪