二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 【薔薇の倉庫】 イラストのリクやってます♪ ( No.295 )
- 日時: 2011/02/05 16:31
- 名前: 薔薇結晶 (ID: mnC5ySyz)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=LYF4gG3lt7A
『みんな歌おうぜ!』
♪006♪
ジュリア「ったく…私どんだけ忙しいのよ!!」
『カンタレラ』のヴァイオリン伴奏の収録が終わったジュリア。
楽屋に戻ってきた。
<<バッ>>
と、鞄からクリアファイルを1つ出して、また走り去った。
ジュリア「『カンタレラ』が終わった…、次、『紅一葉』…!!」
クリアファイルから『紅一葉』の歌詞を出す。
走りながら。
<<バンッ>>
ジュリア「『紅一葉』の収録、よろしくお願いします!!」
『風に揺らいで ひらり舞い散る
君の肩ごしに紅一葉
ただ寄り添えば わかりあえると
悲しみは空に消えるだけ
月明かり照らしてた
遠くの笛の音 御神楽太鼓
ありふれた幸せは
思えばこんなに素敵でした
いつか話そう 出会えた喜び
淡い愛しさ 知らずにいた
風に揺らいで ひらり舞い散る
君の肩ごしに紅一葉
ただ寄り添えば わかりあえると
悲しみは空に消えるだけ
穏やかに迫りくる
季節は朧げ 誘いし火影
躓いて迷いながら
進んで逝くのも悪くないよ
今を漂い 願いよ届けと
絶えた祈りを 重ねるだけ
忘れられない 思い出がある
君の肩ごし 桜紅葉
強く儚く 世界を埋めて
この愛を 永久に捧ぐ
風に揺れて ひらり舞い散れ
今宵闇夜を 紅く染めて
ただ寄り添って 抱かれていたい
悲しみが空に 消えるまで —————————』
<<ガチャっ…>>
ジュリア「!」
収録が終わり、スタジオから出ていくと、ある人物。
ジュリア「…マーク。」
マーク「お疲れ。ドリンク、いるか?」
ジュリア「…頂くわ、疲れたから。」
マーク「さっき『カンタレラ』の収録やってなかったか?」
ジュリア「えぇ。正確にはヴァイオリン伴奏ね。」
マーク「そうか。……今の曲、良かったな。」
ジュリア「私も『紅一葉』はいい曲だと思うわ。悲しい曲だけど、好きよ。」
マーク「…なぁ、ジュリア。」
ジュリア「何?」
マークは1枚のCDと、歌詞をジュリアに渡した。
ジュリアは受け取る。
『番凩』、と書いてある。
ジュリア「…何て読むのよ、これ。」
マーク「『つがいこがらし』。まぁ、気が向いたら聴いてといてくれ。」
ジュリア「は?」
マークはうっすら笑い、こう言った。
「それ、お前とやることに決めた。」
ジュリア「…は?か、勝手に決めないで頂戴っ!!」
マークはジュリアに後ろ向きで手を振って歩き去った。
ジュリア「…む、無茶言わないで頂戴よ…。」
♪006♪