二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 【薔薇の倉庫】 ( No.652 )
- 日時: 2011/04/09 11:36
- 名前: 薔薇結晶 (ID: fTO0suYI)
- 参照: 栄光へのエール!が聴きたい!海外組4人で選手宣誓!!
『眼〜eyes〜』
——G——
「で…準備はいいかしら?」
「俺はいいよ」
「私もです」
サクラとマークも頷く。
それを見るとジュリアは蒼い眼を光らせて、魔法陣を開く。
「≪ショートカット・ツー≫」
「…すっご…!!」
サクラが思わず口に出す。
2層目はまるで宇宙に居るかのような風景が広がっていた。
それもそのはず。≪銀≫の魔族は宇宙空間を支配しているのだから。
「言っとくわよ。【プルトーン・ルシファー】のランクはSS。≪ヴィレネイズ≫でトップを争うようなモンスター」
「そして弱点はほぼ無いと言われているが実際1つだけある」
「それは、心臓部分にはめ込まれているクリスタル」
「クリスタルを割る事に成功すれば一気に畳み掛けられる。だけど【プルトーン・ルシファー】は其処を守ってくるのよ」
「そして3種類以上の魔法が必要なんだ。つまり…」
「私達も戦わないとダメって事ですか」
「そう言う事。怪我人である貴方もよ、マーク」
「…属性4つになると思うんですが」
マークが言う。
ジュリアがそれに答える。
「あぁ、私達確かに≪青≫の能力も使えるけど、属性多い方がダメージ大きいのよ。分かったかしら」
「…はい」
ジュリアが【プルトーン・ルシファー】の事を事細かに説明する。
「そして【プルトーン・ルシファー】の生息領域(テリトリー)は、≪銀河の迷路≫の最深部。そこはSS〜SSSランクが【プルトーン・ルシファー】以外に4種類生息している。【マーキュリー・デシル】、【ディディファ・マーズ】、【ニミネル・ウラヌス】、【ヴェルファリア・ネプチューン】。どれも厄介だから、接触は避けたいわ。」
そして魔法陣を展開し、魔法陣の中に手を突っ込んで何かを取り出すジュリア。
取り出した物体は球体の水晶だった。
「迷路の道中もAランク以上のモンスターが溢れているわ。これで、≪銀河の迷路≫の最深部にジャンプする。『龍の心臓(ドラゴンハーツ)』よ」
「…もしかしたら死ぬかもしれない様な相手よ。絶対に油断はしないで頂戴」
「≪ドラゴン・ロード、オープン≫!」
パリンッ、と水晶が砕け散った。
すると、砕けた水晶から龍が出現し、魔法陣へと変形した。
「入って頂戴」
ジュリアが静かに言う。
フィディオとエドガーが入り、サクラとマークも続いて入った。
それを確認すると、ジュリアも魔法陣の中に消えた。
ふわん、と魔法陣から出てくる5人。
咄嗟に物陰に隠れる≪蒼≫の3人。
「…早速だけど、居たわ。【ヴェルファリア・ネプチューン】と【プルトーン・ルシファー】よ」
「【ヴェルファリア・ネプチューン】が去るまで待機する」
魔法陣で様子を伺うエドガー。
そして小声でジュリアに言う。
「【ヴェルファリア・ネプチューン】が去りました」
「分かったわ、≪ショートカット≫を使ってファーストアタックよ」
「了解しました」
「…≪レイピア≫…!」