二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.23 )
- 日時: 2010/12/27 18:29
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)
第三章 〜Ancient magic 【古代魔法】〜
異次元の鏡_。
その鏡は軽く十メートルを超えていた。
「こりゃまた…。 近くで見るとかなり大きいなぁ」
「なにのんきなこと言ってるのよ、ロス」
レーヴェが珍しくロスをたしなめた。
「それにしても_どうやって、異次元の鏡の封印を解く事ができるんだろう」
・ ・ ・ ・
レーヴェが呟いた、その時。鏡にサラの金色の瞳が映る(サラの瞳が銀色だという事を覚えている方に拍手)。
…そして、
「異次元の鏡よ、我、今その封印を解かん_」
サラは、そう『唱えた』。
「_はぁ?」
「ちょ、サラ、それって_」
レーヴェ達の声が聞こえてないのか、サラは続ける。
「 ソルベ・シーラ・ビフェレ・ウォード・ミラルラ」
すると、
ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ………。
という音がして、鏡の表面に渦ができて、
「うわぁぁっ!」
鏡の中から老若男女、大勢の人々が飛び出してきた。
やがてその内の一人_たぶん村長だと見られる_がサラ達の方に歩いてきて、
「あの…あなた達が封印を解いてくださったのですか?」
と聞いた。レーヴェは、
「はい。…とは言っても封印を解いたのはサラだけど」
と答えた。
「そうですか。 ありがとうございます、なんとお礼を言ったら言_」
村長らしき男の感謝の言葉が、途切れた。 それも、そのはず。
_うおぉぉぉぉん!!
その鏡の中から現れたのは、三メートルを悠々と超えている大男の魔物。
「ヒィッ!」
「ああっ!」
村人達の中からそんな声が聞こえた。
「あ、あ、あの魔物が、私達に鏡の中で暴力を_」
「…じゃ、ロス」
と、レーヴェ。ロスは頷いて。
「ああ。 _戦闘開始だ!」