二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.26 )
- 日時: 2010/12/28 12:31
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)
第四章 〜battle start【戦闘開始】〜
「ファイア!」
レーヴェの小さな炎が、魔物に当たる。 _が、あまり効いていないようだ。
「炎に、抵抗があるみたい」
ロスは。
「あれが、サラの言ってた『力持ちの男』?」
とレーヴェ。
「そうだとしても、魔法人が滅びる前に力持ちの男は封印されたんだろ?
つまり大男が生きていたのは何百年も前って事…。もしあの鏡の中の時が止まっているのなら、まだしも_」
とロス。
「いいえ、そんな時を止めるだなんて【神じみた】こと、古代魔法には無かったはずよ」
とリア。
「_そんな、まさか…」
と、ガウスト。
「って、『まさか』ってどういう意味だよ」
ロスは、ガウストに食ってかかった。
「お前に言う必要は無い」
「んだとぉ!」
「もぉ、争ってる場合じゃないでしょ!」
三人を無視して、リアは。
「たぶん、【アンデッド】でしょうね」
「アンデッド?」 ・ ・ フェアリー
「アンデッドっていうのは、生前、普通の人間や妖精、動物だった者が、死んだ後で【よみがえり】、
現世_この世に戻った者をいうのよ。 正気を失ってしまうのが普通だから、この男もそうでしょうね。
確か、アンデッドに効くのが、聖呪文_《ホーリー》よ」
「その聖呪文っていうのも、古代魔法なの?」
「いいえ、それはあなた達も使える魔法よ。 _とは言っても、かなりレベルの高い白魔術だから、
いくら優等生のサラでも無理だと思うわ」
—サラは、唱えた。
「ホーリー」
『かなりレベルの高い白魔術』を。
「…嘘でしょ?」 ・ ・
大男の足元に、魔方陣が現れ、それが白く光る_。
「ッ!?」
レーヴェ達は、そのまぶしさに目をつぶった。 そして、何が起こったのかを確かめようと、おそるおそる
目を開けると、そこに在った光景は。
大男が倒れていて、サラはその前に立っている。
「サ…ラ…?」
レーヴェはサラの所にかけて行った。サラの肩に手をかけると、
「すごいじゃない、サラ。さすが優等せ_」
と言った。
サラが振り返った。 その瞳は、金色_。
「金…!? ちょ、サラ、目が!!」
肩を両手でつかみ、激しくゆさぶる。
「…わ、な、何?」
サラの瞳が銀色に戻る。
「良かったぁぁ…」
レーヴェは、へなへなと座りこんだ。