二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.44 )
日時: 2010/12/31 22:20
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

第八章 〜I do not like it 【気に入らない】〜

第七章とは関係無しに、第六章の続き(←オイ)。
「じゃ、ほんとーに何も覚えてないの?」
レーヴェは、目の前に座っているサラに、何度も聞いた。
「ほんとだってば」
あの戦闘(と言えるかは微妙なんだけど)の後、サラが言った言葉は『あれ、わたし何してたんだろ』だった。
そして『嘘だぁ』、とか『ええぇ!?』とかなんやかんやでこうなった訳である。
「ところでガウスト君はどこ?」
サラは辺りを見回した。
「え?あ、ほんとだ、いない」
「あら、いけないわね、勝手にパーティを抜けるなんて」
リアは顔をしかめた。

「ほっとけほっとけ。アイツの事なんか!」

…どうやら、ロスはまだガウストの事を気に入ってないらしい。
そんなロスに苦笑する三人だった。 _が、しかし。
一週間経ってもガウストが帰ってこない、という状況になると、三人は笑えなくなっていた。
「と、とりあえず、学園に戻って、園長に相談してみましょう」
リアは、三人に提案した。
「うん、そうするのが一番だと思う」

_で、ここは魔術学園長室。

「ふぅむ…。どうしたものかね」
園長は言った。
「こんな事、一度もありませんでしたわ」
とリア。
「ま、とりあえず君達は普通に旅を続けなさい。 ガウスト君はこちらで探しておくから」
「わかりました、園長」

サラ達が部屋を出て行こうとすると、園長は
「おお、そうじゃ」
と、手紙をサラに渡した。
「これを、ローカン国の王に渡してきてくれんかの」