二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.68 )
日時: 2011/01/07 21:18
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

[第三幕★覚醒編]
第一章 〜What color are your eyes? The first part 【あなたの瞳は何色ですか? 前編】〜

_一年後。

にぎわう魔術学園_。 それは、一年間の旅から帰って来た生徒達の為の、祭りがあるからである。
辺りには出店が立ち並び、その商品である焼き鳥や、やきそばが良いにおいをただよわせていたり、
金魚すくいやスーパーボールすくいで客を寄せている出店もある。
「ちょっとロス、そこの出店で焼き鳥買ってきてよ」
レーヴェはロスに『命令』した。
「なんで俺パシリになってんの!?」
「ロスだから♪」
「いやいやいや! 理由になってねーし!」
そんな二人をサラは
「まーまー、落ち着いて」
となだめている。 そこに、アナウンスが入る。

『えー、サラさん、ロスさん、レーヴェさん。 至急、職員室に来てください。 繰り返します…』
     、、
三人は至急、顔を見合わせた…。

「で、あの_俺達、何かしましたか?」
おずおずと、ロスは言った。
「まさか!そうじゃなくて、ちょっと、サラちゃんにお話しがあって」
ロイは、あせって両手をふった。
「わたしに、ですか?」
「ええ。とりあえず三人とも園長室に来てくれる?」

—園長室。 部屋の中央には机が設置してあり、その上には、直径三十センチメートルくらいの水晶玉が置いてある。
「さ、サラちゃん、あの水晶にさわって」
「いいですけど_何でですか?」
「ちょっと、ね」
サラはロイの言い方に疑問を感じつつも、ゆっくりと水晶の方に歩いていく。
そして、サラの手が水晶に触れる…その、刹那。
「!?」
まばゆいばかりの光が、水晶から放たれる。 そして、光が消えると、
パチ、パチ、パチ、パチ
と後ろから拍手を送る者がいた。 「やはりな」

「_園長」