二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray−man 羅針盤の戦士 ( No.30 )
日時: 2010/12/19 21:26
名前: ぐるり (ID: uRjlitq/)


 イノセンスの光が弱まり
完全に消えたとき、アスターはエルリエを抱きかかえて、アレンの元へ戻ってきた。

エルリエは気を失っていた。

「一体何をしたんですか?」
アレンはアスターの腕の中のエルリエを見ながら呟いた。
アスターは落ち着きをはらって

「この子の魂を一時的に抜き取ったんだよ」

と言った。

「「「!?」」」

「そんなことして大丈夫なんさ!?」
ラビは大声をあげて叫んだ。

アスターは足を進めながら
「…聖書の中に閉じ込めたからね…大丈夫だよ」
にこりとラビに笑った、そして

 「神田」
アスターは前を行く神田を呼び止めた。
神田は足をとめたが振り返ることはない

アスターは苦笑いをした
「…君の言うことは…あながち間違ってないよ」
そういって神田に近づいた。


そして耳元で

「…でも少し軽率すぎた」

と鋭い声で囁いたのは神田しか、知らない。


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クロール街  Am6:00 宿


 奇怪の閃光は、夜に始まる。
つまり朝は安全だ…ひとまずエルリエを寝かせてアレン達は休息をとっていた。

 「にしても…」
ラビがイスにすわって呟いた。
 アレンは目をラビに向け
「どうしました…?」
と呟く






 「…なかなかストライクさ…エルーちゃん」





「……蹴り飛ばしますよ」