二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray−man 羅針盤の戦士 ( No.34 )
日時: 2010/12/19 22:00
名前: ぐるり (ID: uRjlitq/)



 暗いよ・・・・



 怖いよ・・・・



何で・・・なんで・・・・



私・・・悪いコト・・・したのかな・・・・




 『神サマ・・・どうして』

エルリエは徐々に意識が戻っていった。
 そして彼女の横にはアスターがイスに座っていた
その横には神田。

  「!?」
エルリエは混乱して目を大きく開いたが、すぐに神田をにらみつけた

「…あなた方のために、私達はたたかっているんですよ…」
怒りをあらわにしはじめたエルリエはとても苦しそうだった。
きっと今朝のことが、よほど心に残ったんだろう。

神田はしたうちすると

「じゃあ聞くが、てめぇは犠牲のない世界をのぞんでんだろ?だから戦ってんだろ…んなのただのガキの綺麗事じゃねえか」

と呟く
エルリエは身を乗り出して叫ぶ
「綺麗ごとでも犠牲のない世界を望んでるの!」
神田はエルリエにつめより

「犠牲のねぇ世界…俺はのぞまねぇな」
 
 「なッ・・・」

神田はエルリエを見て嘲笑した。
エルリエは神田を見ながら泣きそうになっていた。

神田はため息をついてエルリエを見据えた。


「…犠牲があるから、何かを知ることもあっただろ…犠牲があるから何かに気づくことがあるだろ」
 

エルリエは、目を丸くしアスターを見た。
アスターはにこりと笑った。

「…君の仲間を守ることができなくてごめん…これは僕らの言い訳では無いからね」

やさしい口調で呟くと、アスターはエルリエの頭をなでた。