二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【すいませn】銀魂 ( No.11 )
日時: 2010/12/19 22:56
名前: 牡丹 (ID: JFNl/3aH)





「・・・。」

「あれ?」

沙樹は布団で寝ていた。起き上がると後頭部がずきんといたんだ。

「あ、沙樹。起きやしたかィ。」

「え?あ、え?あれ・・・俺・・・え?」

犯人と思われる女に会いに行くところだったはずの自分が何故こんな状況にあるのか困惑している。

「ごめんね沙樹ーっ!!」

起き上がっていた沙樹にきゅうに抱きつくものがいた。

ものすごい勢いで。

そのとき頭がぶつかったようでものすごい音がして、沙樹はふらふらしていたが抱きついてきた方は何ともなかったようだ。

「え・・・誰・・・!?」

「え」

ずっと抱きついて頭をなでていたが、その言葉を聞いてぱっと離れた。

「え、沙樹アタシのこと忘れちゃったのー!?」

「へ・・・?」

「もうー!!唯一の肉親だよ!?家族だよー!?忘れられてるなんてお姉ちゃん悲しいよー!!」

そっぽを向いて可愛く頬をふくらます。

「え・・・お姉ちゃん・・・?」

沖田と沙樹が驚いたようにそっぽを向いた少女を見つめる。

それに気づき、少女は言う。

「あ、自己紹介しとくか。アタシは霧島茉樹!!沙樹の正真正銘、血のつながってる双子の姉でーす♪」

「・・・俺の・・・姉さんなの・・・?」

まだ信じられないような顔で尋ねる沙樹。

「信じてないのー?」

困った子だなーとでも言うように、沙樹の首元に手をのばした。

「え・・・。」

すると、きゅうにシャツのボタンを外して、服を脱がせ始めた。

「きゃああああああああ!?」

その場には沖田をはじめ数人の男性の隊士もいたがそんなことおかまいなしに、茉樹はどんどんボタンを外す。

沙樹は沖田の方を向いたら、沖田と目が合った。

「見ないで沖田ぁぁぁ!!」

涙目で真っ赤になって必至で隠そうとする叫ぶ沙樹を可愛いと思ってしまった沖田。

そんな二人におかまいなく茉樹は沙樹の首元と自分の首元を指差した。

「ほら!!この紋章!!一緒でしょ?左右は違うけど。」

相変わらず笑顔の茉樹。

「わかったからいきなり脱がせないでよ!!」

まだ赤く涙目で叫ぶ沙樹に茉樹が怪しく笑う。

「あー沙樹脱がされんの慣れてないのかあー♪可愛ーい♪もしかして処女ー?」

おっさんのようなことを言う茉樹の言葉に更に赤くなる沙樹。

「そんなこといいから!!何しに来たの!?」

キョトンとしてから笑顔に戻る。

愛らしい笑顔から怪しい笑みになり、低い声で囁いた。

「・・・沙樹を探してた。」