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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【すいませn】銀魂 ( No.18 )
- 日時: 2010/12/19 23:39
- 名前: 牡丹 (ID: JFNl/3aH)
「え・・・?」
茉樹のハスキーな声に眉をひそめる。
一瞬で表情が変わり、にっこり微笑む。
「行こっ♪」
「え・・・どこに・・・?」
「んー・・・ここではないどこか?」
冗談交じりに応える茉樹に手を引かれ立ち上がる。
「なに?それ」
「とりあえず、帰ろ?」
「え・・・。」
真顔で当然のことのように屁理屈を言い出した。
「アタシは殺人犯だしー沙樹に迷惑かかるしーなら逃げた方がいいじゃん?つーことで行こ♪」
引っ張られる沙樹は連れて行かれないよう足を踏ん張ったがあっさり動かされてしまった。
沙樹は力の強い方なのに、女子とは思えない力だ。
「此処が俺の居場所だし・・・。」
自分より10㎝くらい背の高い茉樹を見上げまっすぐな目で説得しようと試みる。
すると茉樹は意外にもあっさりと折れた。
「んー、沙樹が嫌ならいいかあ。」
ほっとしたのも束の間、茉樹はある条件を出した。
「そのかわりアタシここにいてもいいよね?」
「え?」
「行くとこないし。沙樹見つかったし。ね?」
「でも姉さんは殺人犯なんだから逮捕されるんじゃ・・・。」
うーんと首を捻る茉樹にあまり好感を抱かない沖田が口を挟む。
「おめーはさっさと牢屋行きでィ。そののちにあの世行きでなァ。」
「・・・じゃあさー」
愛らしい笑顔のまま普通の人ならできないが彼女にならできる最高とも最悪ともとれる条件を出した。
「ここにいさせてくんないいなら・・・ここらへんの人達皆殺しとか・・・どう?」
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