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[>Episode7

「と、まあこんなかんじだ!!」

今はちょうど、マールの作ったケーキを食べ、紅茶を飲みながら、ルフィがクルーたちとの出会いを語り終えたところ。

「こんなかんじって・・・あんたかなり省いたわね」

あきれた声を出したのはナミ。

「そんだけでも十分だよ。おれにはルフィの夢への道が始まったことがよーくわかったし」

へらへらと軽い笑いをこぼすデイル。
そんな彼の笑い顔を鋭い目つきで捉えているのはゾロだった。

「そろそろ・・・おめえのことでも教えてもらおうか・・・」

少しトーンの低い声をだすゾロ。
まだ、デイルを警戒しているようだった。

「ゾロおめえ!デイルはいい奴なんだからそんな風に・・・・・・」
「いいんだよ、ルフィ」

ゾロの態度に異議を唱えようとしたルフィを止めてから、少しだけ笑ってから話し出すデイル。

「まあ、すぐに信用しろとも言わねえよ。剣士さんが怪しむのもわかるよ。だっておれまだ正体不明だもんな」
「まあな」

ただ、といいながらデイルは表情を変える。

「おれはお前らをもう完全に信じてる」

口元は笑っていたが、目はとても真剣なものだった。

「だって・・・・・・」

そして次に現れたのは特徴的なふわりとやわらかい笑顔のデイル。

「ルフィが信じてる、大事に思ってるクルーたちだもんな」

少しピリリとしていた空気が、その笑顔と同じようにやわらかくなっていった。