二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎 \返信100突破!/ ( No.161 )
- 日時: 2011/02/13 17:47
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
[>Episode41
そしてマナ、スバルを一時的なメンバーとして加えた麦わらの一味はグランドラインに向かって進み始めた。
グランドラインに入るまでに様々なことが起こったが、それについては語らずに話は進む。
「うあ〜・・・ここどこだよ全く・・・」
甲板でうだうだするのはデイル。その横にルフィ、ウソップと続く。
現在気温は35℃。ナミ曰く夏島が近いから暑いとのこと。次に麦わらの一味が向かうのは南国の島・アームグ島である。
「暑いいいいぃ」
「暑いぃいいいいぃ」
「暑いいいいいいいいいいい」
「うるさいわね!あんた達ィ!!」
3人のうだうだ加減に痺れを切らしたのはマナだった。
パラソルを開き、小さなテーブルでスバル、ナミと共に本を読んでいた。
「だってよお、マナ。暑いだろ?」
「ルフィ、しっかりしてよ!暑い暑いって言ったら余計暑くなるでしょ?」
そこでデイルがハッとする。
「寒い・・・寒くてこごえそうだぜ!」
「ばか、でしょう。デイル」
「へっ!?」
スバルに冷たく言われ、ショックを受けるデイル。
ううーとうなだれながらふらふらとキッチンへ。
ドアを開ければサンジがたばこを燻らせていた。
「ん?・・・おやつ出来てたのか」
「ああ。お前、いつもはおやつの時間に一番に来るのに今日は来ねえからどうかしたのかと」
「暑いの、あんまり好きじゃないんだよね。だから意識が朦朧としてた」
「なんだよ、そりゃあ」
あきれたような顔をするサンジに「おやつ早くくれ!」とデイルがせかせば、さらにあきれ顔のサンジがデイルの前に出来たてのアイスクリームを置いた。
「んー!!うめえ!」
「当たり前だ。それより、次の島らしいな」
「何が?」
「マナちゃんのお姉さんがいる島さ」
「ふうん・・・」
「次の島に着いたら、マナちゃんとはお別れだな・・・」
キッチンが静まり返る。サンジはたばこの煙を深く吐き、デイルはスプーンをくわえてどんどんとけていくアイスを見つめていた。