ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

[>Episode43

「今日は貸切にしてもらったからね!!」
「じゃあ遠慮なく!!」

こうして大騒ぎの宴が始まった。
音楽が流れてくればルフィとウソップが踊りだす。

「あら、デイル。今日はおとなしいわね」
「ん?・・・ああ」

ナミに言われ短く答えるデイル。そしてポケットの中の物をぎゅっと握った。

「スバルちゃーん!ナミさーん!マナちゃんにラナさん!!おいしいオードブルができたようっ!!!」
「あら、おいしそう」

サンジがレディのために作ってきたオードブルは輝いていて、デイルはごくっと唾を飲んだが、すぐにゾロの元へ駆け寄った。

「今日はおれも飲む!!!」
「ん?めずらしいな。お前、酒飲んだことあんのか?見たことねえけど」
「無い!今日が初めてだ!!」

そして割と大きなジョッキに入った酒をグイグイと飲み干す。

「おい、初めてでそんないきなり・・・!」
「よっしゃ、もう一杯っ!!!」

ゾロの忠告も聞かず、グイグイとさらに酒を飲むデイル。
するとラナの海賊団のクルー達が周りを取り囲む。

「いいぞ!チビ!!」
「うるへー!おれあ、とびうらぎ、ふおーるびっろ・れいるさまらー!!」
(訳：うるせー!おれは、飛び兎、フォールビット・デイル様だー!!)

デイルはもうベロベロに酔ってしまったようだ。
ゾロはため息をつく。

「だからいったのによ・・・」

大騒ぎの宴は、夜遅くまで続いた。