二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: -ONE PIECE- 月追う兎 \返信100突破!/ ( No.193 )
日時: 2011/02/26 21:27
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

[>Episode47

太陽もやがて沈み、
暗く優しい夜がやってきた。

「ナミ、次の島は?」
「このまま行けばシャムラーナに着くはずよ」
「シャムラーナ・・・」
「そう。海軍が多いところなのよね・・・」

別名“足止めの島”シャムラーナ。
グランドラインを進む海賊達が、ここで何人もリタイアしている。
理由としては、シャムラーナには海軍基地があり、その基地には海兵の猛者がそろっている。
若い芽を早いうちに摘むため海軍が設置した基地なのである。

だが、そこを通らないわけにもいかない。

「絶対ログをためないとだし・・・」
「そうね」

スバルはとても複雑な表情をしていたが、ナミはそれに気づかなかった。





「よっしゃあ!着いたぞ!!」
「ちょっと待ちなさい!」

その後、航海を続けシャムラーナに到着した麦わらの一味。
早速上陸しようとするルフィをナミがとめる。

「なんだよー」
「いい?ここは海兵がウヨウヨいるのよ。札付きのあんたとゾロは特に注意して行動してね?いい?」
「わかったぞー」

ナミが話し終わるとすぐに駆け出したルフィ。

「ったく・・・アイツ絶対分かってない!」
「しょうがないわね。ナミ、一緒に追いかけましょうよ」
「そうね。力になるか分からないけど、暴走を止めることぐらいなら出来るし」

そう言って女子組はルフィの後を追いかけた。




「あれ?ナミさんたちは?」

遅れて出てきたのはサンジ。

「先行ったぞ」
「NOOOOOOO!!!今回は船番じゃないからご一緒しようと思ったのに!」
「残念でした」

デイルが軽くあしらい、あきらめたサンジはウソップに声をかける。

「おい、今日お前船番じゃないだろ?」
「ああ」
「じゃあ食料の買出し、一緒に来てくれ。今回はかなり買わないといけないから」

そう言うとウソップはポリポリと頬をかいた。

「今日は新しい武器の開発したいから船に残るよ」
「そうなのか?てか今日の船番誰だ?」
「おれとゾロだよー」

デイルが少し気の抜けた声で答えればサンジがデイルの肩をつかむ。

「しょうがねえ。マリモと行くよりはマシだ」
「なんだよ、その扱い!」
「いいから手伝え」

そしてデイルとサンジは買出しのため、市場に向かった。
今回は、チップもデイルの横を嬉しそうに歩いている。




「んあっ?・・・・・・」
「お目覚めかい、ゾロくん」
「ああ。ってか今日船番デイルじゃねーのか?」
「ややあって変わってもらったのだよゾロくん」
「分かったが、そのしゃべり方はなんなんだ?」

今日も、太陽は
まぶしい。