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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.21 )
- 日時: 2010/12/24 13:14
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode9
「・・・デイル」
相変わらず低い声でデイルに話しかけるゾロ。
だが、先ほどとは違い、少しだけやさしい声音になったようだ。
「悪かった。怪しんだりして」
「「!!!!」」
「ううん。全然気にしてねえよ」
ヘラリと笑うデイル。
だが、ナミやウソップ、サンジはゾロがあんな風に謝る姿が珍しいと思ったのか、目を見開いたまま固まった。
「へへっ、やっとわかったか!ゾロ!!!」
「ああ」
少しだけ口元を上げて笑ったゾロ。
「じゃあ、デイル!!!」
ルフィはガシッ!とデイルの肩をつかみ、嬉しそうにデイルに話しかける。
「早速、おれの仲間になれ!!」
「あ・・・え??」
デイルはいきなりのことで驚いたようだが、自分の記憶をたどり、またふわりと笑った。
「ああ、もちろんだ。キャプテン」
「よっしゃああああ!!!!!」
ルフィは喜びを体全体で表現して、それからデイルをぎゅっと抱きしめた。
「おいおい、おれはどうせ抱きつかれんだったらナミに抱きついてほしいんだけど」
「あら、あたしは高いわよ」
「まじでか」
嬉しそうな表情だったデイル。
だが、はっとしたように席を立ち上がった。
「マール姉ちゃんとおじさんに話しねえと」
「・・・そうだな、今までお世話になってたんだろ?」
「ああ」
サンジの問いかけにとびきり優しい笑顔で答えるデイル。
「・・・どうしたの?デイル」
「マール姉ちゃん・・・」
そんな時、ひょっこり顔を出したマール。
「ちょっとさ、話があるんだ。だから・・・」
≪ガシャーンッ!!!!!!≫
デイルが話を続けようとした、そのとき。
すさまじい音が店の奥から聞こえてきた。
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