二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎 \返信200突破!/ ( No.244 )
- 日時: 2011/03/18 18:56
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: 7JhaLLwB)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
[>Episode57
やる気満々の4人を見て、ウソップとナミがヒソヒソと話し始める。
「どーすんだよ!!あいつら海軍駐在所に乗り込む気だぞ!」
「どうするもなにも、あいつらがやる気になっちゃってるんだから止められないじゃない!!」
「そーだよなあ・・・。じゃあおれらが船番してるってのはどーだ?」
「いい案かもしれないけど、それってこの船が狙われた場合あたし達がやばいわ・・・・・・」
「だよなー」
その時だった。
ダイニングのドアがガンッと大きな音を立てて開いた。
ウソップとナミはもうあの4人が駐在所に向かうのかと目を見開きドアの方を見た。
だが、ドアを開けたのはソラだった。
「おい、まだ雨降ってるぞ」
ルフィが言う。
だがソラはルフィの言葉には何も返さず、雨の中出て行ってしまった。
ドアの閉まる音だけがダイニングに響いた。
「あいつ・・・どうしたんだ?」
デイルが女の子について詳しそうなサンジに問う。
だがサンジも一言もしゃべらず、ただ首を横に振った。
「なあ、ゾロ」
「おれにはわからん」
ゾロに聞いてみるもそっけない返事を返される。
デイルはどうせルフィに聞いても分からないだろうと踏んだのか、不安そうな目でルフィを見つめた。
「ウソップ、ナミ・・・それにサンジ」
「はいっ!?」
「な、なに?ルフィ」
デイルの視線を受け止め、今度はウソップ、ナミとサンジに話しかけたルフィ。
「お前らは出来る限りソラを追ってくれ。危ねえと思ったら中断していい」
「え・・・・・・」
「あいつ、優しいやつだからな。無理、するかもしれねぇ」
「それはおれも同感だ」
そう言ったのはサンジ。
「じゃあ、早速頼む」
「ああ。行きましょう、ナミさん」
サンジがナミをエスコートするようにダイニングのドアを開いた。
そこにナミより先にウソップが行く。
ナミは、心配そうに船長の目を見た。
「ルフィ達は・・・?」
「そりゃあ、スバルのとこに行く」
ルフィが確かな声で答える。
ナミの目はまだ心配の色を残している。そして、ゾロ、デイルと視線を変えた。
「あんた達こそ、無理、しないでよ・・・」
そう言ってからナミはサンジ、ウソップと共にソラのあとを追った。