二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: -ONE PIECE- 月追う兎 \返信200突破!/ ( No.263 )
日時: 2011/03/29 14:44
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: 7JhaLLwB)

[>Episode58

ここはシャムラーナ海軍駐在所正門。
2人の体格のいい海兵が門番としてそこに立っていた。

「ん・・・・・・?」
「どうした」
「なにか、人影か?3つほど、近づいてくる・・・」

ゆらりと近づく影を、もう1人の海兵も確かに確認した。

次の瞬間、3つあるうちの影の2つが消えた。

「!?・・・どういうことだ!」
「ぐわっ!!!」

1人の海兵が、切られた。
海兵を切った刃は、雨の雫まで真っ二つにした。

「何っ!?」
「海兵さん、こっち!」
「うぶっ!!!」

呼ばれ、振り向けば笑顔の少年ののち、オレンジ色のスニーカー。
2人の海兵をのしてから、船長が現れる。

「おい!ゾロ、デイル!!お前らなに先にやってるんだよ!!」
「早いもん勝ちだろ?」
「そういうことだ」

ニカッと笑うデイルとそれに同意するゾロ。
ルフィは頬を膨らませたが、それもすぐにやめた。

「さて、スバル助けに行くか!」
「「ああ!!」」

堂々と正門からズカズカと入っていく3人。
たちまち海兵に囲まれる。

「へへっ、ルフィも暴れられるぜ?」
「だなっ!!」

嬉しそうに腕をブンブン回すルフィ。
だがそれをゾロが止めた。

「お前らは先に行け」
「え?」
「中にはもっと強い奴がいるんだろ?こいつらはおれが引き受けた」

ゾロの眼差しに、2人は顔を見合わせ頷き駆け出した。

「よっしゃ!待ってろよ、スバル!!」