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[>Episode64

ゾロ、デイル、スバルの3人は急いで階段を駆け下りていた。

「そもそも、お前なんでルフィとはぐれたんだ?」
「え?」

ゾロに尋ねられ、顔をゾロのほうへと向けるデイル。
その質問に、デイルは少し焦っていた。

『あー、どうしよう!!兄ちゃんいること内緒にしようと思ったのに・・・・・・でももうスバルには言っちゃったし!』

「おい、どうしたデイル?」
「あ、ああ!!・・・えっと・・・その・・・」
「デイルとルフィはすごい数の敵に囲まれて、倒していくうちにはぐれてしまったみたいよ」
「!!!!!」

戸惑うデイル。間に入ったのはスバルだった。
そうか、と短く言ったゾロは前を見て、走り続けた。

「サンキュー、スバル」
「いいのよ。あまり、知られたくなかったみたいだし」

ゾロが前を向くと、デイルは小声でスバルに礼を言う。
スバルも少し微笑み、答えた。






1階に着き、先ほどルフィと共に入ってきた入り口が見えると、デイルは迷わず、先ほどルフィと進んだ通路に入った。

「こっちにいるんだ!!」

その時だった。

「うああああっ!!!!!!」
「「「!!!!!??」」」

3人が立ち止まり、顔を見合わせる。

「今の・・・」

スバルの震えた声。

「ルフィの声だ!!」
「急ぐぞ!!!」