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[>Episode1　-再会-

「えぇ?なんでっ?!」

麦藁帽子をかぶった髑髏を掲げた海賊船、ゴーイングメリー号にナミの大きな声が響く。

「だーから、おれの大事なやつがいるんだ。迎えにいかねえと」

無垢な笑顔を見せるルフィ。

現在この船にはルフィ、ゾロ、ウソップ、ナミ、サンジの5人が乗っている。

「なんで何にもないモミジ村なんかよらなきゃいけないのよっ!!」
「そうだな、食料もまだ全然あるし・・・」

冷蔵庫に目をやるサンジ。

「でも、アイツが待ってんだ!!いくっつたらぜってえ行くんだ!!!」
「・・・コイツがこう言ってんだ。言うこと聞くかよ」

つい先ほどまで甲板であぐらをかいて眠り込んでいたゾロも騒がしいキッチンへと入ってきた。

「はあ・・・そうよね、ルフィが絶対って言ったらもうあきらめるしかないわね」
「やった!早く会いてえなあ!!」

体中から花が飛びそうなほど幸せそうな笑顔で甲板に出て行ったルフィ。
そこでナミ、ウソップ、サンジは顔を合わせてこそこそ話し始める。

「ところで“アイツ”って誰かしら?」
「話の内容的には・・・女じゃねえのか?」
「ルフィがレディを迎えに行くなんて、ありえねえだろ!あんな鈍感・・・そのレディが可愛そうだぜ」
「うーん・・・そうねえ・・・意外とゴツい男友達かもしれないわね・・・」

クルーの謎が深まるほど、メリー号は次の目的地—モミジ村に向かって進むのであった。