ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

あけました!!
今年もよろしくお願いします。

次の話につなげにくい終わり方をしてしまったので、
小話を挟みたいと思います(^ω^)
といっても1話では終わりそうもないので2話終了となると思います。


[>番外編　-スイーツの行方Ⅰ-

突然だが、おれは麦わら海賊団でコックやってるサンジ。
趣味は料理とナンパだ。
最近はナミさんに捧げる新しいスイーツのレシピを考案中・・・・・・
って!!そんなことを言いたいんじゃねえ。
急におれが登場したのにはわけがある。

それは・・・新入りデイルのことだ。

あいつはおれが始めて女と見間違えた・・・・・・男だ。
悔しいがそれは事実だし、クルー全員に見られちまったからもみ消すのも不可能。
それにナミさんにも見られて一生の不覚・・・・・・。

だが、デイルは母さんだと言う伝説の海賊フォールビット・ラフィアにとてもよく似ているから見間違えてもしょうがねえだろ、と最近開き直ってる。

けれど、けれど、だ!!

あいつ入ってきて早々おれの怒りに触れちまった!!

「デイルーっ!!」

ほら、まただ。

「なんだよ、ナミ」
「ねえ、ちょっとあんたこの服着てみなさいよ」
「はあっ!?それお前のだろ?」
「いいから着なさいって!!あんたの顔なら大丈夫よ!!」

おれの愛するナミさんはデイルに付きっ切り。
ったく・・・あんのチビうさぎ!!

だが、おれも負けてられねえ!
昨日徹夜で考えた新しいスイーツ!!
これをプレゼントしてナミさんの心を取り戻すぜ!!!

おれは女物の服をデイルに無理やり着せようとしているナミさんの元へ歩み寄った。

「ナミさんっ!!」
「なあに、サンジくん。今あたし取り込み中よ?」

ガビーン!!!

く、くそっ・・・軽くあしらわれてしまったっ!!

「あら、新しいお菓子?」

と思ったらナミさんはおれの手に乗る新作スイーツに興味を示してくれた。

「はい!!そうなんですよお〜。おれ、昨日徹夜でナミさんのために考えて作ったんですうう」
「あら・・・そうなの、ありがとう」

ぬおおお!!そんな満点スマイル向けないでくれっ!!

「じゃあ、その机に置いておいてくれる?」
「ラジャッ!!」

そんなとき、そろりそろりと逃げ出そうとするデイル。

「デイル!!逃げないっ!!!」
「はあっ!?なんでだよ!!それ食うんならいいだろ?」
「いいからここにいて!・・・サンジくん、ありがとね」

ナミさんは“早くどっか行ってくれ”とでも言いたげな目をおれに向けた。

「いえいえ・・・」

そう言っておれはその場を離れた。
もっと傍にいたいが、苦労して考案したスイーツはナミさんの胃の中に納まってくれるわけだからよしとする。

だが、反応が気になるな・・・。

密かにナミさんとデイルを観察することにした。