二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: -ONE PIECE- 月追う兎*  ( No.6 )
日時: 2010/12/20 20:09
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

[>Episode2

そしてルフィ一行は目的地、モミジ村へと到着。

「で、お目当ての人はどこにいるわけ?」
「んーとな、わかんねえ」

ナミとウソップは盛大にずっこける。

「あんたねえ!どこにいるかわかりもしない人探すって!!もう少しちゃんとしなさいよ!」
「全くだぜ!このモミジ村、小さく見えて結構山奥まで人が住んでるから探すの大変だぜ、きっと」
「いいじゃねえか。ぜってえここにいるんだからよ」

太陽のような笑顔を振りまくルフィ。
この笑顔には、クルーの誰もかなわないのだ。

「まあ、いいんじゃねえか?」

そういって歩き出したのはゾロ。

「ルフィのことだ。大事なもんはすぐ見つけるだろ」
「あったりめえだ!!」

自信満々にゾロの後について歩くルフィ。
しょうがないわね、とナミがついたため息を合図にナミ、ウソップ、サンジも2人の後を追う。

—2時間後—

「ぜんっぜん見つからねえじゃねえか!!」

大声を上げたのはウソップ。

「あっれえ?おかしーなー?」
「おかしーなーじゃねえよ!」
「あたしも疲れてきちゃったわ」
「てめえ!!なにわがままでナミさん疲れさせてんだよ!クソゴム!!」

それぞれが思い思いの言葉を口にした後、

「あれ?ゾロは?」

先ほど先頭を切って歩き出した剣士ゾロの姿が見当たらない。

「あんのマリモ、どこいきやがった・・・」
「ゾロは方向音痴だからなあ・・・どこかにおいて来たということになると・・・」

「「「かなりまずい」」」

ルフィ以外の声が重なり、全員があたりを見回す。
が、ゾロらしき人物は見当たらない。

「ったく、ちょっと待ってろ!今からおれが探してくるから」
「頼んだわ、ウソップ」

ウソップはゾロを探しに来た道を駆け足で戻っていった。

そのときだった———

「ルフィ・・・・・・・・・??」