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[>Episode4　-サンジ君の憂鬱-

「なっ・・・冗談はよせよ、ルフィ」
「冗談じゃねーって!」

ケラケラと笑いながらデイルと肩を組むルフィ。

サンジもわかっていた。ルフィがこんな風に冗談をいうことはないことを。
だが、信じられないのは、女好きな自分が、この目の前の人物を、男と判断できなかったこと。
だが、それもやはり事実である。

「うそ、だろ・・・?」

背後ではゾロがくつくつと笑っていた。

「うそじゃねえって!ならほれ!!」

デイルは強引にサンジの腕をつかみ、自分の胸へとあてがう。

「うっ・・・うっ・・・ノオオオオオオォォォォォォォ!!!!!!!」

あわててその手を振り払い、地面に体育座りをするサンジ。

耐えられなくなったウソップとナミも大声で笑い出す。

「うわはははははは!サンジお前、女と勘違いして口説こうとしてたのかよ!!」
「・・・・・・・・・・・・」

あまりのショックに顔もあげようとしないサンジ。

「ったく・・・失礼なぐるマユだぜ!」

デイルは手をはたいてサンジに軽蔑のまなざしを送る。

サンジは地面に指を立て、ぐるぐると回していた。
地面に描かれたぐるぐるは、サンジの眉毛そのものだった。