二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: -ONE PIECE- 月追う兎* ( No.84 )
日時: 2011/01/26 21:23
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

[>Episode31

「わははははっ!!」
「なに笑ってんだお前?」
「キャプテン何してんですか・・・って!お前はさっきレストランであった!!」

ジャックのクルーたちは気まずそうな表情。

「お前ら、ケガはないのか?」

ジャックが問う。

「ええ。投げ飛ばされただけですから・・・」
「おれはケガさせるためにやったんじゃねえからな」

ふんっと鼻を鳴らして腕を組むデイル。
そこへナミたちがやって来た。

「デイル・・・大丈夫なの?」
「ナミ?なんでそんな心配そうな顔してんだよ」
「心配するに決まってんでしょ!!そのケガ!!!」

確かにデイルの体には無数の切り傷。
血もかなり流れていた。

「悪いな、おれのクルーやおれはそんなにケガしてねえのに・・・」
「んだよ。別に情けをかけてもらうためにケガさせなかったわけじゃないんだぜ?」
「ああ。わかってるさ、そんなこと」

ジャックはクルーの1人に耳打ちをし、それから言った。

「お前の手当てはおれの船の船医が責任もってするぜ?」
「いいのかよ」
「ケケッ・・・もちろんだ。おれァそんな無意味に人は傷つけない主義なんだ」

じゃあコイツが傷だらけなのはなんだよ、とゾロが言ったがそこはデイルが止めた。

「じゃあ、ありがたくしてもらうぜ」

そうデイルが笑えば、大きな救急箱を抱えた船医が走ってやってきた。