二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: -ONE PIECE- 月追う兎* ( No.88 )
日時: 2011/01/29 22:55
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

ジャックの表情、普通に確認できるのかなー?とか深く考えましたが、口元は見えるということになりましたので、よろしくお願いします。。。

[>Episode32

「ふう・・・。さんきゅーな」
「別にいいんだ」

ジャックが笑えば、デイルも応えるように笑う。

「そういう笑い方できんのな」
「ケケッ・・・おれだって人間だ」
「そーだな」

なんとなく2人で並んで座る。
それをそれぞれのクルー達が後ろから少し心配そうに見つめていた。

「飛び兎」
「ん?」
「お前、なんでおれがお前に手当てしてやろうと思ったか分かるか?」

デイルはあごに手を当て、考え込むようなポーズ。
だが、わりと早くそれをやめ、言った。

「んーん。全然わからん!」
「そういうと思ったぜ」

ケケケッとまたジャックの特徴的な笑い声が響く。

「まー、そういう所、なんだが」
「は?・・・てかお前さっきから何が言いたいわけ?」

ジャックは真剣な顔になり、言った。

「お前、おれの海賊団に入らねえか?」
「へ?」
「なんだとおお!!」

デイルより先に反応したのはルフィ。
手足をバタバタさせながら異議を唱える。

「ガイコツふざけるなよ!!デイルはおれの仲間なんだ!確かにお前は強いしおもしれーけど、デイルは渡さん!!」
「・・・おれは飛び兎に聞いてんだが・・・」
「まあ、うちの船長、言って聞くような奴じゃないからさ」

デイルはヘラッと笑って見せた。

「船長命令みたいだから、おれ無理だわ」
「まあ、そうみたいだな」

ジャックは立ち上がり、クルー達に行くぞと短く言った。
そしてデイルを振り返る。

「お前、おもしろかったぜえ?また出来れば会いたい。グランドラインで待ってるぜ」
「ああ。また会えるといいな!!」

デイルの軽い返事にケッと短く笑ってから、ジャックはクルー達と共に歩いていった。