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　　　　　　　＊国々の姫＊

ここは、世界の中で最も有名で最も最強と呼ばれる『魔族』の住む国。


【光の国】だ。

別名、【氷涙石（ヒルイセキ）の国】ともよばれている。


隣国には、【薔薇の国】と、【桜の国】がある。


文字通り、【薔薇の国】はとても美しい薔薇が有名で、【桜の国】は年中さいている桜が有名だ。

三つの国には、共通点がある。


それは、三つの国全ての住民が『魔族』だということ。


この三つの国は、とても仲が良かった。




と、いうのも・・



それぞれの国の姫が非常に仲が良かったからである。


今日も、【光の国】の姫が、【薔薇の国】と【桜の国】の姫を遊びに誘おうと出かけるところであった。


三つの国の姫は、皆七歳。



特に上下関係もなく、いつも平和だった。



















『魔族』の住む三つの国・・・。


いや、違う。

四つの国・・・・。


四つ目は、もう


だいぶ昔に滅んでしまっていて、


その存在が忘れ去られつつある。



だが、その国にも、


まだ、生き残りがいたのだ。



そしてその生き残りこそが、四つ目の国の姫。


国の名前は【水の国】。


知る人も数少ない。


別名、




　　　　　【水の都】——————