二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス特別編 水の都の物語 ( No.9 )
- 日時: 2010/12/21 18:30
- 名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
*【光の国】の姫と【桜の国】の姫*
〜桜の国の城の門にて〜
カ「サークーラー!!!いーるーよーねー?」
そう叫んだら、サクラらしき人物が城の扉をバンッと開けて出てきた。
サ「おっそいっ!」
カ「ゴメンゴメンっ準備に時間がかかってさ・・」
ジュ「フフ・・楽しみね。今日こそ四つ目の『魔族』の国を見つけるの・・!」
サ「今日こそ、ね。」
カ「そうそう、そう思ってさ、城の宝物庫から古い地図をひっぱりだしてきたの!!」
七歳にしては賢すぎると思われる行為・・・だが、それはひとまずおいておこう。
ジュ「じゃあ、まずその地図みして頂戴。」
カ「うん。」
カノンは、腰にあるバックからいかにも古いですって感じの地図を出した。
サ「うわっ・・これ、いつの地図・・?」
カ「・・・さぁ・・知らない・・・」
するとジュリアが、じっと地図を眺めたまま言った。
ジュ「・・・・多分それ、千年以上前のだと思うわ・・。」
サ「えぇ!?千年!?・・って、なんでジュリアわかるの?」
その地図は、ところどころ破れていたりするが、大切にしまわれていたのかシミなどはついていない。
ジュ「これはあくまで私の推理だけど、【薔薇の国】の一番古い本や資料には四つ目の国のことはまったくかかれていなかったの。つまり、四つ目の国は【薔薇の国】が出来る前に滅んだってことになるでしょ?」
二人は、こくこくとうなずいた。
ジュ「で、【薔薇の国】ができたのが・・約、千年前。【桜の国】はその百年くらい前だったかしら・・。でも、【桜の国】の一番古い本や資料にも四つ目の国のことは書かれていなかった。」
サ「えっ、ジュリアまさか全部調べたの!?」
ジュ「まあね。で、続きだけど、・・千年以上前にできた【光の国】には、その地図があった。つまり、・・」
カ「地図は千年以上前のものということになる。」
ジュ「そのとうりよ。」
サ「へぇ・・・」
もう一度言おう。
本当に七歳にしては賢すぎる・・・・・