二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.188 )
- 日時: 2011/01/26 17:13
- 名前: 薔薇結晶 (ID: PboQKwPw)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/gran_fenrir/1376350.html
第72話 「散った花」
優峰財閥。
山茶花「…こんな高度なパスワード見た事ないですね…。」
と、ガルシルド邸から円堂達が奪った資料のコピーのコピー。
それの『標的Ⅹ』のパスワードを見つけた山茶花。
今、それの解読をしているのだ。
山茶花「解析ソフトにかけても全く効果がない…、可笑しいです。」
<<カチカチカチカチ…>>
キーボードの音が響く。
自力で解読する気らしい。
しばらく経った。
<<ピロンッ>>
山茶花「やりました。あと1つですね…。」
5重パスワードの4つ目をクリアしたのだ。
あと1つで、Ⅹの正体が分かる。
<<ピロンッ>>
解けた。
5重パスワードを、2時間ほどかけて、全て解いたのだ。
そして山茶花は。
出てきた内容に驚きを隠せずにはいられなかった。
『****は、*月**日の**曜日に暗殺する。』
山茶花「そっ、そんな…!!」
それを見た山茶花はすぐに電話を手に取った。
が、
————遅かった。
<<チャキ>>
山茶花「!!!」
後ろで。
銃を構える音がした。
??「残念だったわね、優峰山茶花。」
山茶花「!! 誰…っ、」
と、思いっきり振り返り、相手を確認すると山茶花は驚いた。
その時の山茶花の目は絶望に満ちていた。
??「お前は、真実に近づきすぎた。いや、真実を知ってしまった。」
山茶花「まさか貴女…っ!!」
「さようなら。知り過ぎた人間は殺すのが私の使命でね。」
そう言って、その人物は引き金を引いた。
<<バンッ>>
一方、アメリカ代表チーム、ユニコーンの宿舎。
ディラン「もうすぐ始まるね!ジャパンとブラジルの試合!」
ジュリア「えぇ、楽しみだわ。お互いどんなプレーをするのか。」
マーク「あぁ。ジャパンには頑張ってもらわないといけないからな。」
ジュリア「あら、そうなの?私はどちらも応援しないわ。」
ディラン「??どういう事だい?ジュリア。」
ジュリア「どちらにも勝ってもらいたいけど、どちらしか勝てないのだからね。だったら応援しない方がいいわ。」
マーク「なるほどな。」
その時だった。
<<プルルルルッ、プルルルルッ>>
宿舎の電話が鳴った。
マリが受話器を取る。
マリ「ジュリアーっ。」
ジュリア「何?もうすぐ始まるのだけれど。」
マリ「何か、優峰財閥の人から。緊急らしいよ。」
ジュリア「…分かったわ。」
ジュリアはマリから受話器を受け取る。
電話の相手は牡丹だった。
牡丹『お嬢!!!』
ジュリア「何よ、今からジャパンとブラジルの試合なんだけれど…。」
牡丹『それよりももっと大事な要件なんです!!』
ジュリア「…一体どうしたって言うの。」
ジュリアの声のトーンが落ちた。
それに気が付いた選手達は皆ジュリアの方を向く。
牡丹『それが…、先ほど優峰財閥の本部から連絡がありまして…。』
ジュリア「………。」
牡丹『さっ、山茶花が…。』
ジュリア「………山茶花が、どうしたって言うの…?」
牡丹『何者かに、射殺されました。』
ジュリア「何ですって!?」
第72話 終わり