二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.201 )
日時: 2011/02/13 21:31
名前: 薔薇結晶 (ID: nYs2x9iq)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

短編 『ココロからの感謝』

…バレンタインですね。
えぇ、本当に…。
でも明日書けない様な気がするような気がするので←
今のうちに更新しときます。

あっ、マーク視点でww

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はぁ…。

ついに、と言うべきなのか。


雪が降ってる、そして寒い。

そんな俺はふと思った。


「…、そう言えば、ジュリアに会って今年で何年目だろうな…。」


ジュリアに初めて会ったのはリトル・クラウンの時の事だ。

あの頃はまだジュリアの髪はオレンジ色だった。

色鉛筆にある様な色ではなく、それより少しくすんだ感じの色だった。

目も綺麗なワイン色、赤紫だった。

まだ日本人っぽさがあった。英語も、失礼ではあるがそこまで発音が良くはなかった。

そして俺は少し、あの時はジュリアを見下していた。

どうせ女子なんて、と。


だが、違ったんだ。

正直言って、あれは天性の才能だ。彼女のプレーを見てから、シュートを見てから、思った。

『薔薇の女王』、『模写の妖精』。異名も数多くあったが、それも納得できた。

一緒に過ごしていくうちに、惹かれていってた。

それでも、やはり弱点はあった。

弱点、は言い方が悪い。弱い面、だろうか。

やはり、『女子だから』と言う言葉は相当きつかったらしい。

ある日の彼女は、泣いていた。


だからこそ、守りたいと、心から思ったんだ。




「ちょっと、遅いわよ。こんな極寒の中で何時まで待たせる気なの?」

「悪い。」

今の彼女は、少々恐ろしくなった。まぁ、さすがは『女王様』。

だが、やはり弱い面もある分、思いは変わらない。


「ねぇ、マーク。」

「…何だ?」

「こんな日だったわよね、貴方が私を助けてくれた時は。」

「!」


そう。

彼女は一度、こんな極寒の中で、防寒具はコートのみで倒れていた時があった。


「今思い返してみると、貴方には感謝しても感謝しきれない事ばかりだわ。」

「ジュリア…。」

「だから、今までの感謝の気持ちも込めて。…はい。」


ジュリアは緑の包装紙の箱を取り出した。

蒼い薔薇の飾りが施してある。彼女らしいと言えば彼女らしい。


「開けてみて?」

「あ、あぁ。」


…覗き込んでくるなよ…。

時々蒼い目に飲み込まれそうになるんだ、本当に。

包装紙を取り、取り出してみると、それはペンダントだった。

蒼い石と薄いピンクの石がはめ込んである。


「私って、洋菓子作るの苦手だから。チョコレートは無理。」


笑顔で彼女は言った。少し頬を赤らめて。

…ったく…!!

こっちの事も考えてくれ、頼むから!

俺自身でも自分の顔が赤いのが分かる。


「…ありがとう…、」

「……それはこっちのセリフよ、これからもよろしく。」





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私は何でこう…、恋愛物をかけないんだろうか。
誰か私に恋愛物が書ける才能をください、お願いします。