二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2☆必殺技・FC技募集☆ ( No.415 )
- 日時: 2011/06/05 20:38
- 名前: 薔薇結晶 (ID: nUN0s48w)
第14話 「異変の前兆」
「ぐっ……、がはッ!!」
<<ピ——————ッッ>>
「ホルネスッッ!!!」
ビヨン「大丈夫か!?」
ホルネス「…な、んだ…!?」
ビヨンが驚いた表情でホルネスを見る。
ホルネスはきょとんとした表情に近い。
ホルネス「……ぇ、」
ビヨンが見ている場所に眼を向けると、其処にあったのは。
ホルネス「ッッ!!?」
グラウンドの土から荊が伸びてきて、ホルネスの足が絡まれている。
蕾の色は桃色。
ビヨンがぶちっ、と言う音を立てて荊を千切る。
ホルネスは慌てて立ち上がる。
エルザ「何慌ててるのぉ?」
ホルネス「うっさい!喋りかけんな!!」
からかう様にエルザはホルネスに問いかける。
サクラが「荊の事でしょ、」と言うとエルザは「あ、それか」と言う。
エルザ「それはほぼ“アレ”が支配しかけてる証拠だよ。『緑の狩人』はやってなかったの?」
ターニャ「ロアはやる必要性が無かったって。」
エルザ「“ギャラクシーアロー”使ったのに?」
メアリー「それはスーランの意志。“アレ”は各チームの『鍵の番人』しか使えないでしょ。」
とメアリーは素っ気無く答えた。
不動「『鍵の番人』、だと?」
メアリー「あ、口が滑った…けど気にしない。」
サクラ「少しは気にしたら?」
メアリー「いいの。どうせこの人達は其処まで辿り着かないだろうし。」
サクラ「そんな事言ってていいの?『あの人』に怒られるよ?」
くすくす笑いながらそう言うサクラ。
メアリー「…。」
鬼道「『鍵の番人』、『あの人』。一体何なんだ…。」
一之瀬「俺達も知る権利はあると思うけど…教えてはくれないだろうな。」
「お望みならば教えて差し上げますよ。」
一之瀬の後ろから綺麗なアルトのトーンの女の声。
宙に舞う長い銀髪、微笑んでも疑いが漂う深緑の眼。
エクスハートだった。
一之瀬「ッ!?」
エクス「ふふふ、驚かれたようですね。」
一之瀬「急に出てきたらそりゃ驚くよ!!」
鬼道「…で、一体何を教えてくれるんだ?」
エクス「私が答えられる程度で、貴方達が知りたい情報を。」
マーク「『鍵の番人』とは何だ。」
エクス「まず、『エレメントロスターズ』の8チームには1チームに1つずつ、『鍵』が与えられるのです。そしてそれを所有するのが『鍵の番人』です。各チームに1人ずつ居ますよ。」
>>200の上から2番目にあたるメンバーが『鍵の番人』。
つまり『桃色の催眠術師』の場合、ターニャが番人なのだ。
彼らは知らないが。
鬼道「では…『鍵』は何に使う。」
エクス「私も存じ上げません。」
鬼道「知らないのか。」
エクス「えぇ。今はまだ知る必要が無いと言われました。」
一之瀬「じゃぁ、サクラが言う『あの人』とは誰だ。」
エクス「『エレメントロスターズ』の言う『あの人』と、私の言う『主』は同一人物です。」
マーク「…じゃぁ、そいつが」
「お前の言う『神』なのか?」
マークがエクスハートの方を見ずにそう言う。
するとエクスハートはにっこりと笑う。
エクス「私は主はこの世に2人と居ない『絶対神』だと思っています。」
マーク「だとしたらその神様にこう言っておけ。」
「こんなくだらない使命をメアリー達に与えたお前を俺達が無惨なまでに負かしてやる。」
エクス「…『主』は必ずこう返すと予言しましょう。『そんな事が貴方達に出来るはずがない』、と。」
『出来ると言うなら今すぐに私の元へ連れてこい』、それか『逆に返り討ちにしてやる』ですかね。と付け加える。
クスクスと笑いながら。
エクス「どちらにせよ、貴方達に『主』を超えることなど不可能です。」
神には抗えない、そう残してエクスハートは去って行った。
その時に、異変は起きた。
第14話 終わり