二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.434 )
日時: 2011/07/10 09:33
名前: 薔薇結晶 (ID: ZHxED7iw)
参照: http://bluerosebreak.blog.fc2.com/

第20話 「『灰の永久戦士』」









「…行くよ、『紫の悪魔』。」
 「来なさい、『蒼の天使』。」

白の髪に、薄いピンクのメッシュが入った、薄紫の眼の少女が言う。
世間は彼女を2年前まで、『紫薔薇の歌姫』と呼んだ。

金色の髪に、サファイアの様な深い蒼の眼。
世間は彼女を2年前まで、こう呼んだ。


           ———————『絶対クイーン』と。







「今回は何も奪わないよ。」「私達に勝ったら今までの都市を。」

       「「すべて元に戻してあげる。」」


だから勝負しなさい、と言う彼女らは『黒の騎士』と『白の将軍』のキャプテン。
リメリアーナ・レンドリア・ブラックローズとリアナ・ホワイトローズ。

大介「断ったらどうなる。」
リメリー「簡単です。『この世界を無に還す』。」
リアナ「負けても何も奪わない。この心臓に誓う。」
リメリー「断ったら奪いますが。」


シャルソン「どうするんですか。」
大介「あいつらにとってもいい経験になる。引き受けよう。」








とんっ…

スカーレット「へぇ、いい特等席じゃないの。」
???「当然よ。」
スカーレット「アンタには恐れ入るよ…

              ジュリア…いや、ジュレール。」

ジュレール「さぁ…戦いなさい、戦士達よ。」








『黒の騎士』と『白の将軍』の混合チーム、『灰の永久戦士(グレー・ウォリアーズ)』VS『リトル・クラウン』。
戦う場所は、優峰財閥の屋敷のグラウンド。その場は一瞬にして、白と黒の薔薇に覆われた。


『灰の永久戦士』

FW  ダークメア ☆リアナ サンディス
MF ルティ ルルーノ シャーナ グレッグ
DF   シルバ リメリー ユーリ
GK       ラオン


『リトル・クラウン』

FW ディラン ロニージョ 豪炎寺
MF  ☆鬼道 マーク 一之瀬 
DF ビヨン テレス 土門  風丸
GK     ロココ



スカーレット「ジュレール、メンバーを見ての感想を。」
ジュレール「…オフェンスが甘そうだわ。攻め手に欠ける。」
スカーレット「ふ〜ん…、ディフェンスは?」
ジュレール「ディフェンスは中央にシュートブロックの出来る選手を置いておく戦法でしょう。」
スカーレット「…『蒼の天使』で崩すなら?」
ジュレール「…私が手を出さなくても勝てるわ、アリスに任せる。」
アリス「え、本気ですか。」
ジュレール「本気よ。まぁ…。」


  「それ以前に私達が動く必要も無く世界が滅びる可能性も否定はできないけど。」









<<ピー————————ッッッ>>


リメリー「タロットは『戦車』の逆位置で出てます。私達がいつも通り………。」
リアナ「どうしたって言うの〜?黙り込んで〜ッ!!」

リメリアーナとリアナでは、ポジションが離れている為、リアナが叫ぶ。
すると、リメリアーナは1枚、タロットカードを掲げた。

リメリー「タロットは『力』の正位置です!!」

つまり。
知恵、冷静、持久戦の意味。
『じっくりとした戦法』を取れば、『相手が狂う』。

リアナ「相手の【暴走】と。」
リメリー「【自分勝手さ】と【不注意】、【失敗】を待てば。」


  「「この試合は自然と私達の物になる。」」









第20話 終わり