二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達2 ( No.614 )
- 日時: 2012/09/30 21:22
- 名前: りむう@薔薇結晶 (ID: FQvWtEF/)
- 参照: 参照10000ありがとうございます!!
『私と世界の仲間達2』参照10000記念短編。
女王様「え〜…、予告したのがおよそ1ヶ月前。にもかかわらず放っておいたこのクズに制裁を。体裁を。天罰を。死刑を求刑するのもアリよ。
だけど、その前に。読者の皆様、いつも『わたせか2』を観覧頂き、誠にありがとうございます。別のサイトで夢小説に憧れて書き始めたのが2010年7月17日土曜日。皆様のおかげでこうして2年も書いていられるわけです。感謝の言葉を全て並べたいのですが、クズはそこまで感謝の言葉を並べられるほど頭も良くないので、あとで殺っておきます。私に任せなさい。方法ならごまんと出てくるわ!」
…あとで殺られるみたい、私。
そんな女王様が2年も健在なのは皆さんのおかげ!
これからも我が愛すべき女王様を崇拝してください!←
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相変わらず薔薇に満ちたあの別荘に、彼女は住んでいた。
そう。言うまでもなく、ジュリア・クラウンである。
だが、いつもと違うのは、行動である。
彼女の愛用する白いヴァイオリン片手に、シャープペンをもって、五線譜に音符を書き込んでいた。
作曲を、しているのだった。
「難しいわ…、こんなに難しいなんて…」
思いもしなかった、は、言わなかった。ただ、ため息をつきながら、シャープペンを弓に持ち替えて、弾き続けるだけだった。
——コンコンッ
と、ドアをノックする音が聞こえた。入っていいわよ、と簡単に吐き捨て、ノックした人物を招き入れた。
入ってきた人物は、彼女のボディガード、と言ってもいい。優峰財閥特捜部長、優峰牡丹だった。
「お嬢、作曲の方、いかがですか」
「難しいわ。改めて作曲家を尊敬するくらいにね」
「そうですか…。まぁ、それもそうですかね」
あの方に向けて作る曲なのですから。と牡丹。
そうね、とジュリア。
「それ、紅茶?」
と、ジュリアが牡丹の持っている盆に気がつく。
軽く微笑む牡丹。
「はい。お嬢のお好きなアールグレイとダマスクローズの」
「…頂くわ。…あら、このクッキー…」
「新人の侍女の手作りですよ。私もこの前頂きましたが、絶品です」
そう、と言ってクッキーを1つ、摘んで口の中に含む。
何回か噛んだあとに、美味しい、という表情が零れた。その後に紅茶をすする。
「…合うわね、素晴らしいわ」
「そう伝えておきます。それでは、失礼します」
「お勤めご苦労様、牡丹」
パタン、と扉が閉められると、ジュリアはもう1つクッキーを食し、手をおしぼりで拭き、ヴァイオリンを手にとって、フッと微笑みながら弾き始めた——————
そして後日の、ヴァイオリンコンクール。
対象年齢が無制限なので、上は70近そうな老人までいる。
だが、ジュリアほど若い参加者は居なかった。
そして、彼女の演奏を聴くために会場入りした、お馴染みのこの4人。
「楽しみだネ!マーク!」
「そうだな」
「ジュリアってこのコンクール何回か出たことあるのか?」
「いや、女王様はこのコンクールは初めてだって言ってたぜ」
それも当然。彼女が作曲をしていたのは、このコンクールの為だったのだから。
自分で作曲したそれを、自らが弾く。それがこのコンクールなのだ。
開始して十数人が終了し、ついに。
<<エントリーナンバー××、ジュリア・クラウン>>
会場のアナウンスが、彼女の名を呼んだ。
その数秒後に、舞台に姿を見せるジュリア。
青と黒を基調としたシフォンドレスに、蒼い薔薇のコサージュが腰についている。
彼女の特徴とも言える長い金髪は高い位置に束ねられて、黒い薔薇の髪飾りに蒼のリボンが巻かれていた。
双方の装飾は、ジュリアの蒼い眼を美しく際立たせ、華やかな舞台をさらに華麗に仕立て上げていた。
一礼をし、ヴァイオリンを構えるジュリア。彼女の白いヴァイオリンは、青と黒の花畑に一輪だけ咲く純白の花のようだった。
低い音から、高い音へ。アンダンテからの速いメロディ。
そして何より決め手となったのは、彼女が得意とする高難度な運弓法、ソティエであった。
結果ジュリアは見事優勝、最年少記録を樹立し、音楽界を震撼させたのだった。
*貴方へ捧げるヴァイオリンソナタ*
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くっそぅ!!何故なのだよ!!!←
どうして私が書くとこうも駄文になってしまうのさ!!
女王様「答えは簡単じゃない。アナタに文才が備わってないからよ」
文才プリィズ!!
とにもかくにも、これからも『わたせか2』をよろしくお願いします!!