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第24話　影刀

神威「阿伏兎、着いたよ」

阿伏兎「さーてと」

二人はチラリと顔を見合わせる。神威はいつもの笑顔で、阿伏兎は頭をカリカリかきながら空飛ぶ飛行船から飛び降りた。
二人の視線の先にはアスランが居たが———神威が突然家屋の瓦を吹き飛ばすくらいのスピードでアスランに傘で攻撃する
アスランも気配に気づいていたのかそれと同時に刀を抜く

神威「亞影嵐＜アスラン＞……!!!」

アスラン「か、神威……くっ!!!」

亞影嵐＜アスラン＞…阿伏兎は聞いたことがあった。潰覇族の生き残り。自分も闘ったが気づかぬうちに腹に穴があいていた。
が、海坊主が倒したと伝説に残っている。まさか…と阿伏兎は思った

神威「どうして君が生きているんだい?影刀の亞影嵐…」

神威の目は恐ろしく、誰も殺してもいいくらいだった

アスラン「まさか貴様の父が倒したとでも…」

神威「君を殺したのは親父じゃないのか?」

アスラン「俺は覚えていない…」

するとアスランは背中の刀を握り力いっぱいに鞘からぬきだした。すると口調と声がだんだんいつもとは違うものになっていく

アスラン「覚えているのはなぁ…俺、影刀（かげがたな）だ!!!」

——続く——