PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: STARDRIVER輝きのタクト 24体目のサイバディ ( No.8 )
- 日時: 2010/12/30 10:57
- 名前: 怜夢 ◆RfyqxjRpsY (ID: BfXEK8t.)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
破壊者
ゼロ時間から戻った
「如何なっていたんだ……」
タクトは呟く
突如ゼロ時間が消えたことに驚きを隠せない
皆水の巫女……
ワコもそうだ
タクトと同じようにとても驚いてる
しかしそれはゼロ時間が消えたことよりも
ゼロ時間にライムが居たからだ
「ライムちゃん……」
そうワコは一つ思い当たる節がある
気多の巫女はサイバディの管理
皆水の巫女はゼロ時間の管理
日死の巫女はゼロ時間の創造
そして
陽紫の巫女はゼロ時間の『破壊』
皆水の巫女と陽紫の巫女の封印が解かれれば
ゼロ時間は無くなる
だからこそもう封印を解いてはならないのだ
その頃ライムは寮に居た
「破壊の衝動、無理よ抑えられない」
そう、彼女は破壊の巫女
ゼロ時間を破壊するための巫女
陽紫の巫女なのだから
そしてスガタ達の疑問
「けれど、もし彼女が巫女だと言うのならなぜ島にいなかったんだい?」
そう、巫女は島から出られない
「もしかして、解いてしまったの?」
しかし封印を解いてしまえばシルシは無くなり外へ出られる
ライムは自らの胸元を見た
「ただの傷じゃない、ってことね……」
胸元にある十字架の傷
ライムはそっと手で触れる
光る
まだ封印は解かれてはいない
ライムの封印はゼロ時間がなくなってこそ成立する
だから陽紫の巫女をゼロ時間があるうちに解くのは不可能
だったはず……
ライムは曖昧でありながらも一応重要なことは分かっている
自分が王とともに行動してはならない
それはゼロ時間の破壊を意味するからだった……
PR