二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン right and darkness story ( No.12 )
- 日時: 2011/02/25 11:47
- 名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)
第二話 子供たちのポケモンバトル
「お兄ちゃん!こっちこっち!」
「早く来てよー!」
「そんなに急かすなって。ちゃんとやってやっから。」
零達は今、近くの広場に来ていた。どうやら子供達とポケモンバトルをするためのようだ。
「さてと、まずは誰から来るんだ?」
「俺がこの中で一番強いから俺が最初だ!」
そう言って前に出たのは、子供たちの中で最も強いと言われている男の子—風太だった。
「よし!いけ、ヨルノズク!」
「いけ、ヒノアラシ!」
零が出したのはヨルノズク、風太はヒノアラシだった。
「先攻はそっちからでいいぞ。」
「よーし!火の粉だヒノアラシ!」
ヒノアラシがヨルノズクに向かって火の粉を吐くが、
「かわして鋼の翼!」
ヨルノズクはそれをかわして硬質の羽をヒノアラシにぶつけた。
ヒノアラシは鋼の翼をもろに食らい、戦闘不能になった。
「くっそー…。」
「次はあたしよ!いけ、チコリータ!」
風太と入れ替わりに出てきた女の子—亜衣はチコリータで勝負に出た。
「戻れ、ヨルノズク。いけ、ダイケンキ!」
それを見た零はヨルノズクを戻し、草タイプに不利なダイケンキを出した。
「うー…。手加減されてる。」
「そうしないと後であのおっかないお姉ちゃんに怒られるからな。勘弁してくれよ。」
「なら遠慮なく倒しちゃうもんね!チコリータ、葉っぱカッター!」
チコリータが頭の葉を回して葉っぱをダイケンキにぶつけていくが、
「うそ!全然効いてないの!?」
ダイケンキはあくびをしながら余裕でそれを受けていた。
「ダイケンキ、アクアテール!」
ダイケンキが突然ジャンプし、尻尾をチコリータ目掛けて叩きつける。
チコリータは避けられずに食らってしまい、倒れてしまう。
「うー…。」
「最後は僕だ!いけ、ワニノコ!」
亜衣と入れ替わりに出てきた男の子—海斗はワニノコで勝負に出た。
それを見た零は、
「もどれ、ダイケンキ。いけ、ギガイアス!」
ダイケンキをもどし、これまた水タイプに相性の悪いギガイアスを繰り出した。
「ワニノコ、水鉄砲!」
ワニノコの口から大量の水が出てギガイアスに命中するも、ギガイアスは平然とそれを受ける。
「ギガイアス、地震!」
ギガイアスが地面を揺さぶり、その衝撃波を当てようとするが、
「ワニノコ、ジャンプしてかわせ!」
ワニノコはジャンプしてかろうじてかわすが、
「いい動きだ。ストーンエッジ!」
ギガイアスは空中にいるワニノコ目掛けて石の礫を発射し、ワニノコを倒した。
「ちょっと、零!少しは手加減しなさいよ!まだこの子達はポケモンもらったばかりなんだから!」
文奈が零に詰め寄る。
「う、すまん…。」
零がしまったといった風に口に手をやる。
「しょうがないよ文奈お姉ちゃん!」
「零お兄ちゃんはチャンピオンだもん!」
「僕たちの憧れだもん!強いのは当然だよ!」
子供達が零を庇い始める。なんともいい子達ですね〜。
「う…。まあそうだけど…。じゃあこうしましょう!これから私と零でポケモンバトルをして、私が勝ったら罰として今日の零の晩御飯抜きっていうのはどう?」
「な…!そんな理不尽な!?」
「勝てばいいのよ勝てば。それともチャンピオンの癖に勝負から逃げるの?」
文奈が黒い笑顔で意地悪発言。
「…上等だ、やってやろうじゃねか…!」
その言葉にキレてしまった零。既に二人ともやる気満々だ。
こうして、零と文奈のポケモンバトルが始まってしまったのだった。
の「第二話を読んでくださりありがとうございます!」
零「今回は子供たちとのバトルか…。」
の「うん、見事なまでに鬼畜なバトルだったね。」
零「う…。否定できない…。」
の「ま、次回はそんなこともないだろうけどね。」
零「負けたら飯抜きか…。きついな。」
の「ではまた!次回もよろしくね〜。」