二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン right and darkness story  ( No.14 )
日時: 2011/02/26 09:19
名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)

第3話 飯をかけたバトル vs文奈!
「いけ、ヨルノズク!」
「頼むわよ、タブンネ!」
零VS文奈のバトルが始まった。零はさきほどのバトルで出したヨルノズク、文奈はタブンネを繰り出す。
「ヨルノズク、エアスラッシュ!」
ヨルノズクが空気の塊をタブンネ向けて打ち出した。
「タブンネ、かわして捨て身タックル!」
タブンネはそれをかわし、ヨルノズクに捨て身の覚悟で突進した。
それをくらってしまったヨルノズクだが、すぐに体勢を立て直す。
「タブンネ、10万ボルト!」
「かわしてゴッドバード!」
タブンネは10万ボルトの電気をヨルノズク目掛けて発射するが、ヨルノズクはそれを難なくかわし、鳳凰を思わせるような光を纏った状態でタブンネに突撃した。
そのあまりの迫力にタブンネは一瞬体が硬直してしまい、ゴッドバードを真正面からくらい、倒れてしまった。
「ご苦労様、タブンネ。頼むわよ、フライゴン!」
文奈は傷ついたタブンネを戻し、フライゴンを出した。
「フライゴン、ドラゴンクロー!」
「ゴッドバードで迎え撃て!」
フライゴンのドラゴンクローとヨルノズクのゴッドバードが激突、相殺される。
「フライゴン、火炎放射!」
「かわしてサイコキネシス!」
フライゴンの口から炎が吐き出されたが、ヨルノズクはそれを華麗にかわし、強力な念力でフライゴンを捕らえた。
「そのまま地面へ叩きつけろ!」
ヨルノズクは念力でフライゴンを地面へと叩きつけ、
「止めだ!シャドーボール!」
地面にめり込み動けないフライゴンに向けて黒い塊を発射し、フライゴンを戦闘不能にした。これで零の勝利が決まった。
「これで飯抜きはナシだろ?」
「約束だから、しょうがないわね。」
二人はそれぞれのポケモンをボールに戻し、嬉しそうに微笑む。
「すごいすごーい!」
「やっぱりチャンピオンは違うなー!」
「文奈お姉ちゃんも互角に戦ってたよ!」
「2人ともすごいや!」
子供達も物凄いバトルを見れて大満足のようだ。
「さ、帰るか。腹減ったし。」
零が腹の音を鳴らす。やっぱり時々情けないところがありますね。
「はいはい。じゃあみんな、帰るわよ。」
「「「はーい!」」」
そして全員が帰路につこうとしたその瞬間、

ドオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!

突如物凄い爆発音が辺り一体に響き渡る。
「!なんだよ今の爆発音は…。」
零が何事かと身構える。こういう時はとっても頼もしいんです。
「こわいよぉ…。」
「森の辺りから聞こえたよね…。」
子供達が不安げな声を上げる。
「一体なにがどうなってるの?」
文奈も突然の事に頭が混乱しているようだった。
「…文奈、街のみんなを外へ避難させてくれ。」
零が真剣な口調で文奈に話す。
「零はどうするの!?」
「俺は森の様子を見てくる。お前はみんなを頼む!」
そう言って零は森の方に走っていってしまった。
「あ、零!…もう。」
文奈は呼び止めるが、その時には零は声の届かない位置にいた。
「お姉ちゃん!今はとにかく街の皆を避難させないと!」
「…そうね。皆、手分けして街の人達を避難させるわよ!」
「「「うん!!!」」」

文奈と別れて数分後、零は爆発のあった森にいた。
森の木は既に半分以上焼けており、ポケモン達は炎から慌てて逃げていた。と、
「!」
燃え上がる木々の合間に、数人の人間が見えたのだ。全員黒の妙な服に身を包み、何かを話しているようだった。
「(…明らかに怪しいよな…。)」
零は隠れてそんな事を考えていた。すると、
「………の……にまぎれて……海鳴文奈を……誘拐する……。」
「!!!」
とぎれとぎれ聞こえた会話の中にとんでもない事が混じっており、それを聞いた零は思わず、
「おい、お前ら…!」
我慢ができずに黒服の前に飛び出してしまった。
「…なんだ、貴様は?」
「文奈を誘拐するって、冗談が過ぎると思うんだがな…!」
「今の話を聞かれたか…。だが、もう遅い。」
「既に我々の仲間が海鳴文奈の確保へと動いている。」
「我々はいわば、おとりだ。」
「なんだと…!」
「我々の用事はこれで済んだのでな、失敬させてもらおう。」
そう言って黒服の内の一人が煙玉を地面に叩きつけた。
「くそっ…。待て…げほっげほっ!!!」
零は黒服を追おうとしたが、煙を思い切り吸い込んでしまい咳き込む。
煙が晴れたときには既に、黒服たちの姿はなかった。
「逃げられたか…。!文奈が危ねえ!」
零は街に向かって全速力で走った。
「(文奈…無事でいろよ…!」

一方その頃、文奈は子供達と共に街の人を外へと避難させていた。
「落ち着いて!落ち着いて避難してください!」
「文奈お姉ちゃん!こっちの避難終わったよ!」
「わかったわ!じゃあ私たちも逃げましょう!」
文奈達が街を出ようと走り出したその瞬間、

しゅるるるるるるるる!!!!!!!

どこからか突然蔓が伸び、文奈を捕らえた。
「きゃあああああああああ!!!!!!」
「お姉ちゃん!?」
「くっそー!誰だ!」
子供達が蔓の伸びている方向を見ると、そこには黒服の人間と蔓の鞭を操っているモジャンボの姿があった。
「…ターゲットの捕獲を完了。これより帰還する。」
黒服は手に持っている通信機にぶつぶつと呟く。
「お前!お姉ちゃんを放せ!いけ!ヒノアラシ!」
「いって!チコリータ!」
「いっけーワニノコ!」
風太、亜衣、海斗はそれぞれのポケモンを出し、戦闘態勢にはいった。
「…ミッション遂行の障害を確認。これより排除行動に移る。モジャンボ、ヘドロ爆弾!」
モジャンボの口からヘドロが三方向に発射され、3体のポケモンに直撃した。
3体は直撃をくらい気絶してしまった。
「そんな…。みんなを一撃で…。」
「モジャンボ、破壊光線!。」
モジャンボは動揺している子供たちに向かって強力な光線を放った。
「だ、駄目ええええええええええええっ!!!!!!!!!」
文奈が必死で手を伸ばす。が、当然子供達に届くはずも無く、光線は無情にも3人に向かっていった。

「オノノクス、龍の波動…。」

子供たちの後ろから衝撃波が放たれ、破壊光線を相殺した。
「何!?」
予想外の事態に、黒服も動揺を隠せなかったようだ。
「一体誰が…?」
文奈が後ろを向くとそこには、

灰色の髪をした少年と、オノノクスだった。

の「第3話を読んでくださりありがとうございます!」
零「うらあああああああああああああっ!!!!!!」
の「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
零「今回どういうことだああああああああああ!!!!文奈が危険な目にあってんじゃねえか!」
の「それについては次回明かすって!だから今回は見逃して「駄目。」のおおおおおおおおおおおお!?」
零「文奈を傷つけるやつは許さねええええええええ!!!!メガトンキック!」
の「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!」

キラーン(星になった)

零「さてと。駄目作者もいなくなったので今回はここまでです!では次回もよろしくお願いします!」