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八話（鎖月薺ちゃん登場！）
涼「さて、仲間を集める、とはいったが、どうしよう。」

あるいているうちに、公園のグラウンドまで来た。

涼「ん？」

グラウンドから突然光があふれ出す。

涼「！？」

何故だか、とても疲れてくる。

涼「な、なんだ．．．？」

光が消えると、グラウンドがよく見えるようになった。そこには、一人の少女が立っていた。足元には、サッカーボールが転がっている。

涼「！サッカーボールッ！」

思わず大声を出してしまった。あまりにも声が大きかったので、少女にもその声は届いたようだ。少女はこちらを向いて、不思議そうに首をかしげている。

涼「キミッ、サッカーやるの！？」

？「え、あぁ、はい」

涼「そっか！」

？「あの、手を握らないで下さい。痛いです．．．」

思わず私は、少女の手を握ってしまっていたようだ。それもかなり力強く。公園に居る子ども達の不思議そうな視線が痛い。

涼「あ、す、すまない！」

？「いえ、別に。あなたもサッカーやるんですか？」

涼「あぁ。やる。」

？「そうですか」

少女は微笑む。かなりの美人だ。

涼「あ、私は涼野風介。キミは？」

？「鎖月薺です。」

涼「そっか。それでは、鎖月、さん」

鎖「鎖月でいいです」

涼「では、鎖月。」

鎖「はい」

涼「これから、私達のチームはＵＦＦという大会に出ることになってしまったんだが、チームには今１２人しかいない。そこで、君にも入ってほしいんだ。１６人いないと参加できない大会だから」

鎖「ゆ、ＵＦＦ？」

涼「．．．あぁ．．．」

鎖「いいですよ」

涼「いいのか！？」

鎖「楽しそうですから」

涼「そうか、ありがとう！ではよろしく！」

鎖「はい、よろしくお願いします」