二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.23 )
- 日時: 2011/01/07 14:29
- 名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)
第8話 〜冗談で言ったつもりが当たってしまったぞ〜
ショウ:まさかこんな面倒事に巻き込まれるなんて思ってもみなかった。ジム戦でポケモン疲れてるから休ませてやろうと思ったのに・・・
コーン:いや、それは僕のセリフですよ。あ〜あ、あとでデントとポッドに絶対怒られますよ。
ここは夢の跡地。そこに今、サクヤとショウとコーンの3人がいる。
〜5分前
マコモ:お願い。夢の跡地に行ってムンナっていうポケモンが出す夢の煙をとってきてほしいの。できるならムンナを捕まえてほしいかな?
ムンナとは、夢の跡地にしか生息しない珍しいポケモンだ。
コーン:それは彼らがやればいいじゃないですか?僕はこれから買い出しがあるので・・・
マコモ:ああ、買い出しならウチの助手に行かせるから。ほしいもの紙に書いて、助手のショウロに渡して。
ショウロ:すいません、私たちポケモンを持っていないものでして・・・捕まえたくても捕まえられないんですよねぇ。
ショウロとは、あの眼鏡の女の子のようだ。
サクヤ:でも、私とショウだけで十分じゃないですか?なんでコーンさんまで・・・
マコモ:ムンナは珍しいポケモンだからなかなか姿を見せないの。ジムリーダーならポケモンに詳しいでしょ?だから・・・
コーン:わかりましたよ、行きますよ。じゃあ皆さん、夢の跡地にご案内します。
ということで、今、3人は夢の跡地にいる。
サクヤ:ムンナかぁ・・・どんなポケモンなんだろう。私の2匹目のポケモンにピッタリかなぁ?
ショウ:あ?お前まだポケモン1匹も捕まえてないのか。
サクヤ:悪い?自分のお気に入りのポケモンしか捕まえる気はないの。ちゃんと選ぶのよ。
そして捜索開始から30分が経つ。
サクヤ:うっそ、全然見つかんないじゃん!ムンナって本当にこの辺にいるの?
コーン:いや〜、そんなはずは・・・。ここまでいないことは今までもなかったぞ・・・。
ショウ:博士みたいムンナを欲する奴がたくさん捕ってったんじゃねぇの?なんてな・・・ん?
ショウは見た。変な格好をした2人組が巨大な袋を持って歩いているのを。あの恰好は・・・カラクサタウンで演説していたプラズマ団か・・・。
ん?なんか袋が動いている。あの中に入っているのは・・・
ショウ:オイ、あの中に入ってんのってムンナじゃねぇか?
プラズマ団:ギクッ。
急にプラズマ団が走り出した。そして袋の中からムンナがポロポロ落ちていった。そしてそのムンナたちは傷だらけだった。
サクヤ:ちょっとアンタたち!何してんの!?このムンナたちボロボロじゃない!
プラズマ団男:フン、こいつらは我々が何をしても夢の煙を出さなかった。だからお仕置きをしてやったのだ。
ショウ:おいおい、冗談で言ったつもりが当たってしまったぞ。
コーン:あなた達、抵抗はしない方がよろしいかと思われますよ。僕はサンヨウジム、ジムリーダーですので。
プラズマ団女:し、知らないわよ。ジムリーダーだろうが勝つまでよ。ついでにジムリーダーのポケモンも頂いていくわよ!
サクヤ:ポケモンにこんな目合わすなんて許さないわよ!
と言ってポケモンを出そうとしたその瞬間、後ろから急にゲーチスが現れた。
プラズマ団:げ、ゲーチス様。なぜこんなところに!
ゲーチス:貴様ら・・・失敗したようだな。貴様らの実力ではジムリーダーに勝つことはできないだろう。
ゲーチスの顔は鋭く、カラクサタウンにいたときとはずいぶん印象が違う。
ゲーチス:今すぐプラズマ団本部に戻れ!クズ共!
プラズマ団:は、ハイ!申し訳ありません!
と言ってプラズマ団の2人は袋を置いて逃げて行った。そしてその瞬間ゲーチスが消えてしまった。まるで煙のように。
ショウ:なんだ、今のは・・・。幻影。
コーン:そうみたいだね。あれを見てください。
物陰からポケモンが出てきた。あれはムンナの進化系、ムシャーナだった。
プラズマ団の目的とはいったい・・・
続く