二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.24 )
- 日時: 2011/01/07 15:38
- 名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)
第9話 〜無鉄砲なやつ〜
ムンナたちの危機に現れたのはムシャーナだった。
コーン:ムシャーナには人に夢を見せる、つまり幻覚を見せることができると聞いたことがあります。プラズマ団からムンナを護るために、やったことではないでしょうか。
サクヤ:なるほど、私もそんな話聞いたことがあるよ。おかげで無駄な戦いをしなくても済んだね。
ショウ:だが、あいつらを捕まえてプラズマ団のことを吐かせれなくなった。ポケモンを解放するとか言っておきながらこんなことをする。一体何が目的なのやら。
サクヤ:ま、とりあえずムンナたちが無事でよかったんじゃない?ん?
ムシャーナとムンナたちが何やら話をしている。そしてしばらくしたらムンナたちは草むらに消え、ムシャーナだけがそこに残った。
ショウ:オイ、俺たちの目的ってムンナを捕まえるか夢の煙を持って帰るかだよな。いいのか?放置しといて。
コーン:大丈夫です。ムシャーナも夢の煙を出すと聞きました。ムシャーナが残ったのはそれをくれるためじゃないのかな。
だがムシャーナは夢の煙を出さない。じっとこっちを見ている。
サクヤ:・・・・・・もしかしてムシャーナ、ゲットさせてくれるのかな?
ムシャーナは頷いた。
コーン:いいのかい、君。ゲットされるっていうのがどういうことかわかってますよね?
サクヤ:この子・・・、ひょっとして私たちを信じてくれてるんじゃないの?
ショウ:かもしれないな。お前の言った言葉がこいつに響いたんじゃないのか?
『ポケモンにこんな目合わすなんて許さないわよ!』
最近、ポケモンを従わすことが当然になってきている。ポケモンを傷つけられて本気で怒る人が少なくなってきている。
そんな中でただ純粋にポケモンを愛しているサクヤの言葉、心が・・・優しいポケモン・ムシャーナの心に響いたのである。
マコモ:うっそ、ムンナじゃなくてまさかムシャーナ捕まえてきちゃうなんて・・・、みんなありがとう!
サクヤ:ムシャーナ、大切にしてあげてくださいね。どうやら人間から悪いことたくさんされているみたいなんで。
マコモ:うん、わかってる。あ、そうそう。サクヤちゃんとショウくんに渡したいのはこの2つ。ライブキャスターとタウンマップよ。
と言ってライブキャスターとタウンマップを2人に渡した。
マコモ:アララギに頼まれたのよ。彼女と私は友達なの。2人のサポートをしてあげてって頼まれてね。じゃ、旅、頑張ってね。
コーン:それにしてもプラズマ団か・・・一応ほかのジムリーダーのみんなにも連絡しておきます。2人とも、気を付けてくださいね。
サクヤ:ありがとうございます。
マコモ博士の研究所を出てコーンとも別れた。
サクヤ:ふ〜、なんやかんやでたくさん働かされたね。
ショウ:ハァ、人助けなんてガラじゃないことをしてしまった。お前はこれからどうするんだ?
サクヤ:今日はとりあえず泊まってこうかな。私、実はまだジム戦からポケモンセンターに行ってないんだ・・・
ショウ:はぁ?お前あの時その状態でプラズマ団と戦おうとしたのか?無鉄砲なやつ。ま、バカ過ぎて行動パターンが読めないお前は見てて飽きないがな。
サクヤ:相変わらず一言多いんだよアンタは。って、どこ行くのよ!
話の途中に急に去ろうとしたショウを止めた。
ショウ:俺はもう少し旅を進めるつもりでいる。
サクヤ:へ〜、休んでかないんだ。やっぱ男は体力あるわ〜。何かと元気だもん。
とサクヤは精一杯の皮肉を言ったつもりだが・・・
ショウ:そんじゃ行くわ。あ、最後に一言。お前が人をけなすこと言ってもあんましっくりこねぇ。体力あるわのやつ、全然皮肉ってないから。
と言って皮肉をかぶせて去ってしまった。サクヤはなんだか負けた気分になった。
続く