二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 ( No.27 )
日時: 2011/01/10 18:18
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第11話 〜トレーナーというあり方の真実、気にならないかい?〜


サクヤ:ここがシッポウシティか・・・。私、こういうトコ結構好きかも。いや、今の目的地はヤグルマの森。観光は後にしなきゃね。

ポカブ:ポカっ。


シッポウシティ。少し古い雰囲気を漂わせたどこか懐かしい町。

一番目立つのはあの大きな建物。ん?あの建物の前にいるのって・・・


サクヤ:あれ〜?Nじゃん!偶然だねこんなところで会うなんて。久しぶり・・・ではないか。

N:サクヤ。こんにちは。君は今日、このジムに挑戦しに来たのかい?その、ポカブを連れて。

なんだかNのしゃべってることはよく分からない。ポカブを連れてって・・・、Nは私のポカブのことを知ってるし、しかもジムに挑戦するんだったらポケモン連れて行くのは当然でしょ。

あっと、とりあえずNの質問に答えなきゃな。

サクヤ:ううん。ジム戦はまた今度。てか、ここジムなんだ。Nはジムに何か用があったの?

N:いや、このジムは博物館でもあってね、ちょっと博物館を見学していたのさ。それより君、トレーナーというあり方の真実、気にならないかい?

と相変わらず早口で、すぐに話題を変えてくる。Nは話していてやはりよく分からない人物だ。

サクヤ:へ?なんか難しいこと言うね。ん〜、まあ気になるっちゃ気になるよね。

N:意外だね。君のような性格の人ならそんなこと気にならなそうだけど・・・

サクヤ:だって私ポケモントレーナーだし、それにもし、ポカブとはただのトレーナーとポケモンとの関係かって聞かれても、頷けないよ。


ね、ポカブ。と言ってポカブの方を見た。なんだかポカブは嬉しそうだ。


N:面白い。君たちは実に面白い。じゃあ君は、本当のあり方にあるポケモンが完全となった未来、見てみたいかい?

サクヤ:よく分かんないけど、ポケモンのあり方がどういうことかってことだよね。ある意味見てみたいかもしれない。

N:そうか。じゃあサクヤ、この前みたく、ポケモンバトルに付き合ってくれるかい?僕と僕のトモダチでその未来を見ることができるか、試したくなってきた!


と言って、答えを聞く前にNはマメパトを出した。



サクヤ:まったく、Nはせっかちだね。でも、ポケモントレーナーとして、売られたバトルは買う!行くよポカブ!

ポカブはサクヤの前に出た。やる気満々だ。

N:マメパト、でんこうせっかだ!

マメパトのでんこうせっか。とても素早くポカブに炸裂。だがそれほど大きなダメージにはならなかった。

サクヤ:早い・・・とりあえず素早さじゃマメパトに勝てそうもないか・・・。ポカブ、スモッグ!

ポカブはスモッグでマメパトを覆った。だが・・・

N:マメパト、かぜおこしでスモッグを吹き飛ばせ。

マメパトはかぜおこしでスモッグを吹き飛ばした。だがその隙にポカブがマメパトの間合いに入った。

サクヤ:ポカブ!ニトロチャージ!

ポカブのニトロチャージがマメパトに炸裂。だが、マメパトはまだ倒れない。

N:やるね、君のポカブ。面白いことを言う。もっと聞かせてくれ。マメパト、エアカッター!

サクヤ:ポカブ!かわして!

ニトロチャージで素早さを上げたポカブでも、エアカッターを完全にはかわせなかった。このマメパト、なかなかやる。

N:よし、マメパト、でんこうせっかでとどめだ!

サクヤ:ポカブ!


サクヤが叫んだその時だった。


急にポカブの体が光り始めたのだ。



これは・・・・進化?





続く