二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケモン ブラック・ホワイト 2人の英雄 オリキャラ募集中 ( No.43 )
日時: 2011/01/29 20:55
名前: 莉遠 ◆71ZCESB8ZI (ID: 0cbUjVkJ)

第16話 〜開き直ろう そして、ポケモンと本気で向き合おう〜


ここはカフェソーコ。ショウと戦った翌朝、モーニングを食べていた。


サクヤ:はぁ〜、いい戦いって言っても結果はボロ負け・・・、どうしようかなぁ。これじゃあシッポウジムに勝てる気がしないな。あ、この紅茶おいしい!

:当然です。僕が用意した茶っ葉ですからね。


聞き覚えのある声。ん・・・?この声は・・・・・・


サクヤ:あれ?デントさんじゃん!ここシッポウシティだよ!何してんの?

デント:ここのカフェは僕たちのカフェのお茶を使っていてね、届けに来たってわけです。それで、何かお悩みのようですね。悩むタイプじゃなさそうな方なのに。

サクヤ:うるさいです。実は・・・


昨日のバトルのことを話した。そして、自分の力が足りてないんじゃないかと言うことも・・・


デント:そういうことかぁ。まあアロエさんは一筋縄じゃいかないから心配になるのもわかる気がするな。アドバイスをする前に・・・まずサクヤさんの戦い方を知るのがいいかな。

サクヤ:へ?

デント:外へ出てください。僕が少し、相手になりますよ。コーンに勝てたのなら、僕にだって勝てるでしょ?


と、にっこり笑って言う。カフェを出てデントはいきなりポケモンを出した。ヤナップだ。


デント:君もポケモンを出して。とりあえずバトルだ。

サクヤ:は、はぁ・・・。じゃあ、行け、チャオブー!


チャオブーを出した。


デント:じゃ、行きますよ!ヤナップ、でんこうせっか!

サクヤ:チャオブー!一気に決めるよ!ニトロチャージ!

デント:なるほど、そういうことか・・・。ヤナップ一回下がってかわすことに集中して・・・かわした後、タネマシンガン!


でんこうせっかをやめ、チャオブーの攻撃を鮮やかにかわした。そしてタネマシンガンがヒットする。



デント:いいですよ、そのままかみつく攻撃!

サクヤ:ちゃ、チャオブーかわして!



ヤナップは素早く、かみつく攻撃もヒットしてしまう。



サクヤ:よ〜し、反撃するよ!チャオブー!ヒートスタ・・・

デント:あ〜、ハイハイ。ストップストップ。これまでこれまで。君、どうしちゃったの?コーンの話じゃそんな戦い方じゃなかったのに・・・

サクヤ:へ?

デント:コーンの話じゃスモッグを使ってかく乱したり、スピードを上げるためにニトロチャージを使ったり・・・、とりあえずもっと相手のポケモンや自分のポケモンに合わせた戦い方をしてたって聞いたけど?

サクヤ:あ・・・


そういえばそうだ。少し前まではチャオブーの使っている技を最大限に生かしてた。けど、今は攻撃力だけにこだわってる。どうして、こんな風になったんだろう・・・


デント:ま、とりあえずまずはポケモンをよく知ることだね。今の君だとアロエさんどころか、僕やコーンにだって勝てやしないよ。じゃ、僕たちはこれで。

サクヤ:あ、ありがとうございます。デントさん。なんか、ちょっと、ちょっとだけわかった気がします。

デント:お力になれればそれでよかったです。では、またどこかへ会いましょう。


と言って手を振りながら去っていく。







サクヤ:ねぇ、チャオブー・・・・・・チャオブーはさ、私のポケモンとしているけど、チャオブーは私のこと、好き?

チャオブー:チャオっ!チャオっ!


嫌いなわけがない!と言ってるかのように聞こえる。



サクヤ:・・・・・・私、何してるんだろう。勝手に空回りして、何してるんだろう。



多分、Nとバトルしてからだ。それからほんの、ほんの少しだけ・・・本当のあり方にあるポケモンを考えてしまった。

気合で攻撃する。私はそう思っていたがそんなんじゃない。ポケモンの能力を最大限に生かすのは力と考えていた。本当は違うのに。



サクヤ:だー!もう!細かいこと考えるのはやめ!ポケモンのあり方とか難しいこと考えるのはやめ!チャオブーと私は、最高のパートナー、それでいいじゃん!

チャオブー:チャオっ!チャオっ!




開き直ろう。そして、ポケモンと本気で向き合おう。






続く