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一話『暗殺の命令』


「なんだと!?三条の大納言の・・」
「ハイ、入内を受け入れたそうでございます」
「何と・・このままでは我が右大臣家が・・・」
「はやめにくぎをうっておかなければなりません！」
「・・あの大納言の正室の・・　　が国母となってしまえば・・」
「きっとあの弟君を摂関家の座につけますわ」
「国母はなんでも出来るのだ!・・晴彦をよべ！」
「父君お呼びでございますか、」
「月姫を暗殺するのだ！いますぐにとりかかれ！」
「はい、わかりました」


「・・コレは大変な事になる」
「どうなさりますか？殿」
「風名をよべ！」
「・・・およびでございますか」
「月姫を暗殺せよ!・・風名そなたはかおを都のものにしられておらぬ」
「・・・・・・・はいそうでございます」
「なんにでも化けて月姫を暗殺するのだ!」
「わかりました・・・」


「牛飼い童に化けておけばいいだろう・・・」
少年二人は邸を飛び出した


《《ドンッ》》

「「うわっ！」」