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パズルピース３話！



３話　サッカー部



「サッカー部の部室はここよ。」


夏未に教えられ、着いた場所は、オンボロの部室。

部室とは言えないか、倉庫だな。

ドアの所には“サッカー部”と手書きで書かれた札があった。


「中に入る？」

「あ、うん。」


夏未のドアを開けてもらい、中に入る。

そこにはサッカーボールやタイヤ、ホワイトボードなどがあった。

そして机には、優勝トロフィー。


「あれはＦＦで優勝した時のよ。椿さんもＦＦに出場してたのよ。」


夏未に差し出されたのは１枚の写真。

そこには笑っている、紛れも無く私が映っていた。

周りには部員達や監督らしき人、夏未達マネージャーもいた。


「これ、私・・・。」

「そうよ。何か思い出した？」

「いいや、ごめんよ夏未。」


申し訳なさそうな顔で夏未に謝る。

そして写真の自分を見つめる。


「私、本当にサッカーやってたんだ。」


ボールを手に取り、軽く蹴ってみる。

まだ感覚はあるみたいだ。


「好きなだけここに居ていいわよ。その内円堂君達が来るから。」

「円堂？」

「円堂君はこのサッカー部のキャプテンよ。」


そう言い、夏未はどこかに言ってしまった。

写真をずっと見つめる。


そして部室の外では誰か怪しい奴が椿のことを見ていた。


「ちっ、生きていたか。まぁいいさ。」


そう言い、消えてしまった。



３話終わり

先が見えない。