プロローグ「ルフィ!起きろ、もう午前10時だぞ!」「午前10時?何だそれ、うまいのか?」いつものようなやりとりが今日も起こる。いい加減にして欲しいんだけど、何を言ってもルフィには通じない。馬鹿だからだ。俺はファンク。ルフィの兄弟で剣士だ。俺達が住んでいるのはフーシャ村。学校とかいうものがない。 だから馬鹿ばかり。学校がないから毎日が暇。ま、楽しいけど。——でも、俺達の村に事件は起こった。