二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜血に染まった十字架〜コメ下さい! ( No.17 )
- 日時: 2011/01/12 16:44
- 名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
6話 チーム・オーガ
それは、ある日の事だった。
「今すぐ闘技場に来い。話す事がある。」
いつもの冷静な口調でバタップはそう言い、どこかに行ってしまった。
指示に従い、闘技場に向かう途中にエスカバとミストレに会った。
2人もバタップに呼ばれたが、理由は知らないらしい。
一体何がしたいのか・・・。
「バタップ!居るのか?」
闘技場の中に入ると、中央にバタップが立っており、手には黒と白のボールを持っていた。
あれでサッカーという物をやるのだ。
「何?遊ぶ為に呼んだわけ?」
ミストレがからかうようにバタップに聞く。
だがバタップは冷静な顔で答える。
「いや、ミッションだ。」
バタップは力強く蹴ると、ボールは色々な所に行き、私に向かってきた。
だがそれを壁に向かって思いっきり蹴り、ボールは割れた。
そしてバタップにミッションの事を聞く。
「ミッション?何のまねだ。」
「俺はこの先の未来の為にサッカーを抹殺するだけだ。俺はバウゼン教官に隊長を任され、仲間を集めてるだけだ。」
「隊長?気に入らないな。何故お前なのだ。私はお前に勝ったんだぞ。」
「これはバウゼン教官の命令だ。」
顔を変えず、バタップが話す。
この口調に苛立ちを感じる。
「俺達は過去に行き、サッカーで抹殺する。過去の人間にサッカーは恐ろしい物だと思わせるように。だから今は戦闘員を集めている。」
「俺達がこの時代を変える。面白いじゃないか。」
エスカバが不敵な笑みでそう言う。
ミストレも同じ考えなのか、ワクワクした顔をする。
だがそれはどこか恐ろしい。
「ルビー、お前には副隊長を任せる。これもバウゼン教官から言われたことだ。」
「ちっ、だがしょうがないな。」
本当は悔しかった。
何故バタップなのか?
私はこいつに勝ったんだ。なのに・・・。
エスカバとミストレがなにやらもめてると、後からバタップに呼ばれた生徒が集まってきた。
どれもトップを誇る生徒達だ。
バタップは全員集まったと言う顔をすると、新しいサッカーボールを手に取り、私に渡してきた。
「これから君達にはサッカーをマスターしてもらう。」
バタップの声が響く闘技場はどこか恐ろしかった。
そして私の首元にぶら下げてる十字架が何か語りかけていたような気がした。
6話終わり